看護師の奥山です。寒すぎた冬も終わりを迎えて少しずつ暖かい日も増えてきました。今年は雪が沢山降った年でした。私の家の周りは、一面、雪で真っ白で子供の送迎もできず歩いて40分かけて保育園に送り出しました。小さい子供は体調を崩すことがあり、急にお休みを頂くことも多いです。当日の訪問変更にも瞬時に対応してくれるスタッフの皆さんの協力もあり、たもつに来て3年目を迎えることができました。3年経っても変わらないことがあります。それは方向音痴。今でも初めて利用者さんのご自宅に行くまでに何度も何度も地図を見返しています。最近は方向音痴の仲間も増え、助け合いながら訪問をしています。地図が苦手な私にもスタッフのみんなは優しく分かりやすい道を写真で送ってくれたり電話をくれたりします。また、訪問に行き困ったことがあればすぐに連絡して相談できる環境は病院で働いている時と変わらないとも最近は思ったりしています。

私の担当しているAさんは、室内は伝い歩きで何とかトイレまで移動できる方です。歩行器を使って少しの距離は歩けますが長距離は難しく車椅子を使用しています。

部屋には、ベッドの他に4つの椅子、テーブル、家具などが置いてあり一見、移動がしずらいように見えました。そのため本人の了承を得て少し部屋の環境調整をしました。ところが次の週になると、また、同じように椅子が置いてあり整理した前と同じ環境になっていました。その時にAさんから「これがないと動けないんやわ」と言われました。Aさんにとって椅子は移動する手段の一つであり置いているその場所一つ一つに意味があると言うことに気付きました。しかし決して転倒のリスクがない訳ではなく、椅子は体重をかけると動くため、使用方法としては間違いです。しかし今回、私が行った環境整備は、Aさんの移動する自由を逆に奪っていました。看護実践おいて、環境整備は非常に重要です。これは在宅においても利用者さんが安全で安心して過ごす環境を整えることは看護師の責務です。私は、安全面に配慮するあまり、Aさんの自宅における日常生活での行動パターンまで考えることができていませんでした。目の前にあることだけでなく、利用者さんがこの先、在宅で日常生活を送るためにどのようなことが必要かを予測し考え行動できるようになりたいと感じました。Aさんは現在、三点杖や歩行器などを使用できるように環境調整を行い、以前より移動もしやすくなったと話してくださいました。

今後も看護師として利用者さんが在宅で安全、安心して過ごせるようにお手伝いができればと思います。

環境整備ではは利用者さん視点と看護師視点では違うことが多々あります。訪問看護リハビリステーションたもつは、利用者、看護の視点を上手く調整することを心がけています。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。コロナ禍においても、利用者さんに安心して頂ける支援をしています。

令和5年4月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年5月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。ご遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保