看護師の田中です。8月となり、いかがお過ごしでしょうか。夏真っ盛りとなり、暑さも一段と厳しくなってまいりましたが、皆様お体の方はお変わりありませんでしょうか。また、夏休みやお盆休みを迎える方も多い時期かと思います。楽しい思い出づくりや、ゆっくりとお休みをお取りいただけることを願っております。
さて、今回は関りを持たせていただいているAさんについてです。Aさんは心の疾患をお持ちで、日常生活の中での何気ない出来事に対して強い不安を持ってしまうことがあります。そんなAさんが、眼疾患のため手術をするため、病院に送り出す当日のお話です。
本来、前週に手術をしているご予定でしたが、当日の朝に不安の為か「眠たいので行きたくない。」と話され手術をキャンセルされてしまいました。そのため、ケアマネージャーさんを含む多職種のスタッフと計画を立てて、当日の朝に訪問看護リハビルステーションたもつの看護師が訪問する事になり、私が訪問させて頂く事となりました。
当日、普段の訪問の際はベッドで眠られている事が多かったのですが、今日は椅子に座り落ち着かないご様子でした。「おはようございます。」とご挨拶。返答は、「今日は手術ですか?寝れなかったです。行きたく無いんですけど。あー痛いのは嫌です。」と、非常に不安が強いご様子でした。お持ちの心の疾患は関係なく、誰しも手術は怖いし、したくない。それが普通であると私は思います。Aさんの感じる不安や恐怖は一般の方と比べて何倍も大きく感じました。私は以前、手術室で勤務をしており、術前訪問という患者様の状態の確認や不安を軽減するという目的の業務を経験したことがありました。その時の経験を思い出し、Aさんの不安を聞きだし、痛みや術後の生活についても事細かく説明を行いました。約20分ほどお話を聞いていると、「分かりました。頑張ります。」とお返事いただきました。その後手術に向かわれ、無事に手術を終えて自宅の方に退院となりました。
今まで病院での経験を活かせたことは、自分の中ではあまり実感が無かったのですが、この度Aさんとの関りで今までしてきた事は無駄では無かったんだなと思える経験となりました。術後Aさん宅を訪問して手術は如何でしたか?と聞いてみたら、「全然大丈夫でした。」と、ケロッとされており微笑ましい空気感が流れました。多職種の連携を常に図り、普段の支援を大切に信頼構築を構築し、利用者さんに寄り添った支援を継続的に行いたいと思います。
訪問中に見た虹です。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。
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統括所長 西谷 保