こんにちは!看護師の古田です。

訪問への道のりも桜から新緑へと変わり、そして最近ではかわいい紫陽花の花が少しずつ顔を出してくれています。4月にたもつの一員となり、早いもので私の訪問看護師としての日々もあっという間に2か月が過ぎました。ステーション日誌には初登場です😊♪

訪問看護の楽しさや難しさ、やりがいなど日々色々な事を感じ学ばせて頂いているところです。そして看護ってやっぱり楽しい!そんな風に改めて思える瞬間がたくさんあります。

さて、今日はそんな私の訪問エピソードを紹介します♪

キーワードは・・・“足浴”です!“足湯”というと皆さんもイメージしやすいと思います。

足だけをお湯につけて温めながら洗うことです。足浴は清潔を保持するだけでなく、全身循環に大きな負担をかけることなく抹消循環を促進・維持させ、さらにはリラクゼーション効果や入眠促進効果も得られると言われています。足の観察をする良い機会にもなりますね!訪問する中で足浴をさせて頂くこともたびたびありますが、その中でもある利用者さまとの関わりがありました。

その方は自分の意思で体を動かすことができず、意識ははっきりしていても言葉でコミュニケーションを交わすことができません。唯一のコミュニケーション手段は目です。その方に足浴の援助をさせて頂くといつもかっこいいパッチリお目がとっても細まり、すごく気持ちよさそうな表情をされます。他の援助の中では見られないようなとてもリラックスした表情です。この方はベッドに寝たままで足浴をしています。お湯の中で足をマッサージしながら、利用者さまを囲んでご家族と一緒にいろいろなお話をさせて頂きます。ご家族がいつもばっちりなお湯加減のお湯をタライに準備して下さり、ご家族の愛情もたっぷりと入った足浴になっています。利用者さまとそのご家族も含めて同じ時間を過ごし、そのひと時を一緒に作り上げるということも在宅ならではの看護だなと感じる瞬間です。私も一緒にリラックスさせて頂いています♪利用者さまに話しかけると瞬きや目の動きで返事をして頂きますが、これからも利用者さまからのサインを見逃さずよりよい援助となるように努めていきたいと思っています。

それぞれのご利用者さまの身体状態やお気持ちに沿った足浴を提案させて頂いています。冷たいものばかりを食べがちなこれからの季節に皆さまも足浴で温まってみてはいかがでしょうか?

冒頭にも登場した紫陽花ですがたくさんある花言葉の中に「団結」という意味があるそうです。これは「小さな花が集まって咲く花姿から生まれた」そうです。

コロナ渦の中でなかなかスタッフ同士が直接顔を合わせられない中ですが、訪問看護リハビリステーションたもつも紫陽花の花のようにスタッフ一同団結し、みなさまの“生活・健康・笑顔をたもつ”を支援していきます!

もうすぐ梅雨に入りますが紫陽花のように雨に負けず、訪問に伺います😊!!!