こんにちは‼ 訪問看護リハビリステーションたもつの神原です。あと少しで梅雨が明けそうですね。我が家のベランダのゴーヤもすくすく育っています。今日はこのゴーヤを栽培するきっかけになった利用者様との関わりを紹介します。

訪問の在宅リハビリで機能訓練中心に実施することを皆さんはどう思われますか?ケアマネ様に聞かれたことがあります。「たもつさんでは機能訓練してもらえますか」また、回復期リハビリ病棟の療法士が退院される利用者様に説明していました。「在宅では機能訓練はしてもらえませんよ」このような会話があることからもわかる通り、在宅リハビリにおいての機能訓練は御法度と考えている専門職もおられるのだと思います。機能訓練の是非については話をしますと少し長くなります。キーワードをとっても「リハビリ依存」「ダラダラリハビリ」「活動参加につなぐリハビリ」等々たくさんありますので、たもつとしてのリハビリの方向性も踏まえて後日記事にしていきたいと思っています。

さて、今回はいわゆる機能訓練を中心に実施している利用者様の紹介です。利用者Aさんとの関りは現在1年程度になります。利用開始時、脊椎(背骨)を骨折されて腰痛でコルセットが手放せない状態、日常生活は何とかご自身でされており、屋外の歩行も近所は可能でしたが、立位での活動は時間が長くなると辛い状態でした。また、再骨折を大変恐れられ、ご自身の腰に強い不安を持っておられました。初めてお会いしたときに、Aさんはコルセットを外して生活できるようになりたい。屋外を骨折前と同じぐらいに歩きたいと希望を持っておられました。私はAさんのこれまでの治療歴と現在の状態から機能訓練を中心に実施することにしました。週一回の関わりでしたが、背骨の関節の動きをスムーズにして痛みを起こしにくくする運動。腰痛のメカニズムに応じた筋力をつける運動。そして認知行動療法の手法を利用してAさんの腰と生活への向き合いかたを修正していきました。生活動作のアドバイスは行いましたが、外を歩く練習等の生活動作の練習は一切していません。現在1年ぐらいお付き合いしていますが、コルセットをつけてなくても不自由なく日常生活ができるようになられました。階段も6階まで運動で登られます。杖をついてですが数キロ歩けるようになられました。春先にはベランダでのガーデニングもされるようになり、私にゴーヤの栽培方法も教えてくださいました。おかげで我が家のベランダでもゴーヤが茂っています。現在のAさんは介護度で表すと、ほとんど自立に近い状態です。しかし、Aさんは歩行車や杖をつかずに買い物に行って、荷物も手で持って帰りたいと新しい目標を持たれています。同時に訪問リハビリの終了に向けてスポーツジムに通いたいとおっしゃっているのでその準備段階として、マシーントレーニングをしていただける通所サービスの利用も開始され、積極的に運動をされています。コロナが終息すればディズニーランドにも行くとおっしゃっています。

最後になりますが、介護保険の制度の中で、どこまで訪問のリハビリサービスで対応するのかどうかは色々な考え方があると思います。利用者様が生活上の目標や夢を持っておられるなら、たもつのリハビリがお力添えをします。同時に今日より明日、明日より明後日、日々たもつのリハビリも成長して、質の高いリハビリを提供することで、利用者様に新しい目標や夢も持っていただける関わりを目指しています。