看護師の岩崎です。

2021年がスタートし早いものでもう1ヶ月がたってしまいました。

みなさんはどんな1年のスタートを切られましたか?

 

今日はある利用者さんと娘さんのお話をしようと思います。利用者さんはご高齢で日常生活を送るためには人の介助が必要でした。娘さんは長年同居し家の改装を行いながら熱心に介護をしておられましたが、徐々に利用者さんの状態も悪くなり、娘さんの介護負担も大きくなっていく一方でした。「頑張りたい、母を看たい」と言う強い思いで、介護を頑張っておられたと思います。昨年ケアマネジャーさんのすすめで施設の申し込みをしていたのですが、年が明けてすぐ入所可能の連絡がありました。娘さんは思っていたよりも早い連絡に心の準備ができていませんでしたが、介護の限界も感じておられたため入所を決めました。しかし、最後までこの選択で良かったのかと悩んでおられたのです。そんな時、あるスタッフが「入所しても、また家に連れて帰ってきたらいい。」と声をかけました。入所をさせたら二度と家で一緒に過ごすことができないと思っていた娘さんはこの一言に救われたと話されていました。

人は生きている間にたくさんの選択をします。その度に本当にこれで良かったのかと悩みます。それは先が見えないことからくる不安だったり、後悔しないよう正しい選択をしたいと思うからではないでしょうか。

今回の娘さんもたくさん悩まれたと思います。それは利用者さんを思う気持ちや、娘さん自身が後悔したくない気持ちの現れだと思います。私たちの仕事の中に意思決定の支援というものがあります。利用者さんや家族がよりよい選択ができるよう情報提供を行ったり、思いを傾聴したりすることです。

100%の選択をすることは難しいかもしれませんが、これで良かったと少しでも納得できるよう、後悔の少ないような意思決定へ導くことが目標です。今回は娘さんに対し新しい選択肢を提供できたことで、不安の解消に繋がりました。これからも利用者さんや家族さんにとって1番近くで寄り添い支えられるステーションでありたいと思います。

これは昨年城南宮に梅の花を観に行った時の写真です。誰かが落ち椿でハートを作ってくれていました。通行人の気持ちをほっこりさせてくれるNICEアートでした。今年ももうすぐしだれ梅祭りが行われます。ぜひ、行ってみてください。

 

訪問看護リハビリステーションたもつ(京都市伏見区)は、京都市伏見区、京都市南区、京都市山科区、京都市東山区を中心に活動をしています。 

今年4月に京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ2号店を考えてます。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町の訪問体制を構築していきたいと考えています。

新規京田辺市のオープンスタッフ 令和3年2月4月採用看護師・療法士を募集しています。

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管理者 西谷 保