理学療法士の高嶋です。三寒四温とはよく言ったもので暖かい、寒いが交互に来てますね。体調管理が難しい季節ですのでどうぞご自愛くださいませ。
さて何かを続けるって結構難しいですよね。本屋さんに行くと習慣化のための本っていっぱいあるんですよ。「習慣が10割」「続ける習慣」などなど。僕はトイレ掃除、瞑想、日記を習慣化させようとしてます。新年からはとりあえず続いてます。高齢の方にとって運動習慣が現在の生活を維持するため重要になるケースは結構あると思います。今回は自宅で臥床がち、不動により自宅生活の維持が難しくなりつつある利用者さんの話をします。
このAさんは小刻み、すくみ足、バランス低下はみられるもなんとか独居でADLは可能というレベルの方です。トイレ、食事の時以外は基本的に座るか臥床して過ごされています。昨年2月よりこの方の生活の維持のために、担当のケアマネさんは週3回のデイサービス、週2回の訪問看護(リハビリ)の利用をプラン立てされ、私共がご依頼いただきました。
訪問時、運動に対して拒否はなく、屋外歩行の実施もできていました。人当たりがよく私共が帰る際、玄関先までお見送りに来て下さっています。ただ訪問時、デイサービス利用時以外の自宅での過ごし方は変わりありませんでした。私共としても自主トレーニングをお伝えしたり、天気のいい日は日向ぼっこに出ること、脳トレの用紙を宿題として渡したりしましたが、自宅での行動変容にはつながっていません。それでも昨年11月くらいまでは能力維持がなんとかできていました。
11月中旬くらいから持病による疼痛の訴えがみられたり、寒くなってきたことからなおのこと臥床傾向が強まり、筋力低下、バランス低下から小刻み歩行、すくみ足が増強し、年末年始にかけて転倒の頻度が増えて来ています。
福祉用具等で転倒対策を進め、現在は転倒少なく経過しています。ただ今後、また転倒が増えたり、機能低下の進行がみられれば、現在のプランの見直しが必要になると思います。
訪問時以外の時間に起きて過ごす、運動を続けるということにおいて訪問看護の我々ができることは本人や家族に方法を伝えることが主です。ただそれは本人、家族のやる気任せになっています。いかにやる気にされるか、せざるを得ない環境にするかといったことも我々には求められていると思うのですが、私の中では明確な答えはなく今後の課題となっております。
今は各利用者さんに向き合い生活を守っていけたらと思っています。また場合によっては訪問看護以外のサービスを提案することも必要だと思っています。
訪問看護リハビリステーションたもつ(京都市伏見区)は、京都市伏見区、京都市南区、京都市山科区、京都市東山区を中心に活動をしています。
今年4月に京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ2号店を考えてます。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町の訪問体制を構築していきたいと考えています。
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管理者 西谷 保