看護師の沈です。
3月に入りすっかり春らしくなってきましたね。訪問道中で咲いている桃の花を見かけては春を感じてほっこりしている今日この頃です。
訪問看護リハビリステーションたもつに入職して早いもので1年が経とうとしています。初めての訪問看護は慣れないことが多く戸惑うこともありましたが、日々の患者さんや家族さんとの関わりでやりがいを感じることができ、改めて看護師をしてよかったと感じています。これからもより良い看護を提供できるように日々精進していきますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
今日は担当させていただいているAさんとのエピソードをご紹介します。
Aさんはもうすぐ白寿を迎えるご高齢の方で、息子さんの熱心な介護の協力のもと在宅療養されています。ベッド上でほとんど寝ている状態で過ごしているのですが、体勢を整えることで自分で箸やスプーンを使用して食事を摂取することができます。嬉しそうに「美味しいねえ」と言いながら大きく口を開けて食事をされているAさんの様子を見ると、食事がAさんの生きがいで楽しみであり、長生きのコツでもあるのかな、と考えるのです。
高齢者は加齢に伴い身体能力が低下していきます。味覚が衰え美味しさを感じにくくなって食事がすすまなくなったり、濃い味を好むようになって生活習慣病や心臓・腎臓病の悪化をきたしたり、義歯の不具合や咀嚼の低下によって固いものや繊維質なものが食べにくくなったり、唾液の量が減って口の中で食物がまとめられなくなって上手に嚥下できず誤嚥してしまったり…とトラブルが多くなってきます。
Aさんも例外ではなく、歯の欠損や義歯の不具合・咀嚼嚥下機能の低下があるため、食事は息子さんが用意された柔らかく且つ自分で食べることのできる栄養バランスの整った食物を摂取されています。一度誤嚥性肺炎の診断で治療をされていたAさん。再発となってしまえば大好きな食事ができなくなるどころか、命の危険にもさらされてしまいます。
ですので、Aさんに安全に食事をしてもらうためにも訪問の際には正しいポジショニングと口腔ケアを心がけて援助させていただいています。ベッドで食事をする時は、ヘッドアップを45〜60度以上となるようにし、頚部に枕やクッションを入れてややまえかがみになるように調整します。このようにすることで食物残渣の気道への流入を防ぐポジショニングを取ることができます。また、フットアップを10〜20度するもしくはクッションを置くなどして重心となる臀部や足がずれないようにすることで、正しい姿勢を維持することができます。さらに安定した体勢で食事するにはベッド面と体に隙間がなくなるようにクッションを入れると安定するので、タオルなど身近にあるもので対応させていただいています。食事中はむせがないか、口に入れる1回量や咀嚼・嚥下の状況を確認し、食事が終わったら口腔ケアの援助をしています。歯ブラシでのブラッシングの後にスポンジブラシで食物残渣の掃き出しと舌ブラシで舌苔の除去を行い、最後にAさんにうがいをしてもらっています。近年では便利は清掃補助グッズがどんどん出てきているので、患者さんにあったものを選択し口腔ケアを実施しています。また、加齢に伴って唾液の分泌量が減少することで口腔内が乾燥し、抗菌作用や洗浄作用が低下することで誤嚥性肺炎を引き起こす原因ともなりうるため、口腔ケアに加えて口腔機能訓練(舌体操・嚥下体操)や唾液腺マッサージも実施しています。
これからもAさんの大好きな食事が安全で安心してできるように介入させていただきます。
写真は子どもと広場で遊んでいた時の1枚です。
てんとう虫もぽかぽか陽気で出てきたみたいですね♪
訪問看護リハビリステーションたもつ(京都市伏見区)は、京都市伏見区、京都市南区、京都市山科区、京都市東山区を中心に活動をしています。
今年5月に京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ2号店を考えてます。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町の訪問体制を構築していきたいと考えています。
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管理者 西谷 保