看護師の林です。

梅雨になりましたね。私は「いつ洗濯をしようか」「今日、傘は要るのかな」と毎朝、天気予報とにらめっこをしています。

今日は私が受け持たせていただいているAさんのお話をしたいと思います。

Aさんは認知症があり要介護2ですが、今も長年住み慣れた自宅で一人暮らしをされています。Aさんは、掃除や洗濯、炊事などの家事は自分ですることが出来、買い物や通院など近所の知っている場所へは一人で出かけることが出来ます。しかし、認知症のため新しいことはなかなか覚えることが出来ません。例えば、日時の決まっている受診日などの予定は決まった場所にメモを書き、そのメモと新聞の日付を合わせて毎日確認をされています。自分の体調についても、咳が出ているかどうか、便が出ているかどうかなど覚えていることが出来ないため、継続的な体調の変化がないか確認することが出来ません。

そこで、Aさんは週3回のデイサービスを利用し、訪問看護やかかりつけ医、ケアマネージャーさんと連携して、出来るだけ毎日誰かがAさんの様子を把握できるように介護サービスを利用されています。訪問看護ではデイサービスを利用しない日に訪問し、体調の変化がないか、内服が出来ているか、受診予定の確認などをAさんと一緒に行っています。体調の変化については、Aさん自身での管理が難しく受診結果なども忘れてしまわれるため、デイサービスやかかりつけ医とも情報共有できるように連絡をとり、自宅での様子をお伝えするとともに受診結果なども含めて把握できるように努めています。一人暮らしで体調に不安を感じることもあるかもしれません。そのときに、「いつでも相談できる」「自分のことをわかってくれる人がいる」という安心が提供できるような関係を築いていきたいと思います。一人暮らしでも、住み慣れた自宅で自分らしく自由に暮らし続けることができるように、今後も訪問看護でサポートさせていただきます。

写真は、訪問中に見つけた紫陽花です。先日、雨の中で咲く紫陽花を見て、晴れた日だけでなく雨の日も必要なのだと当たり前のことを思いました。道端には、名前を知らない花がたくさん咲いています。子どもに花の名前を聞きながら、季節の移り変わりを植物で感じられるような人になりたいなと憧れている今日この頃です。

 

 

訪問看護リハビリステーションたもつは、京都市伏見区、京都市南区、京都市山科区、京都市東山区、宇治市を中心に活動しています。

看護師増員により、ますます充実した訪問の質・量を兼ね備えた看護体制を構築しています。

5月1日京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 オープンしました。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を構築していきたいと考えています。

あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。

新規京田辺市・伏見区 令和3年7月以降採用療法士9月以降の看護師を募集しています。

在宅看護・リハビリ興味のある方は募集要項にありますメール・電話にてご連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。

ホームページからの直接採用を最優先、優遇としています。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長  西谷 保