作業療法士の平田です。新しい年を迎えましたが、皆さまは風邪など引いておられませんでしょうか。今月は雪の降る日も多く、暖冬の予想を裏切り、京都市内でも寒い日が続きますね。私も手のかじかみと戦いながら訪問に回っています。皆さま外出時には暖かい手袋でお出かけ下さい。

今日は私が訪問をするようになってから1年とちょっとになるご利用者様のお話をさせて頂きます。Aさんは70代男性の方で、神経性の難病を患っておられます。運動性の麻痺があり、発語が不明瞭で、口唇を閉じることが出来ないといった状態から、ご本人様・ご家族様の希望で身体機能も見つつ、発声・嚥下訓練を中心にリハビリに携わることになりました。担当させて頂いた当初は、正直殆どの言葉が聞き取れず、同じ場にいらっしゃるご家族様の顔を伺って、大まかに何と言っているのか教えて頂くことが多いような状態でした。

そこで、まずは発声しやすい体作りの為に、頸部体幹や肩甲帯を中心とした上肢の運動を予め行ってから、口唇の運動と舌運動を主に進めていきました。当時は閉口が出来ない為、多量の流涎や嚥下機能の低下があり、咀嚼時に力が入りにくいという症状が目立っていました。自主訓練としてなるべく毎日、口唇の運動や舌運動を継続して頂きつつ、リハビリ訓練時には大きく口を動かしながら、舌の動きを意識してもらい、一音ずつ発音の練習をしていきました。

少しずつの積み重ねで、徐々に完全閉口が出来る回数が増えており、以前はご飯と言えばお粥や魚、柔らかく炊いた野菜などしか食べられなかった状態から、今ではおにぎりやお肉も咀嚼して食べられるようになられました。またリハビリ訓練時には清音の大半が聞き取れるレベルの発音が出来るようになっておられ、簡単な単語や挨拶、文によりはしますが、短文も聞き取り易くなっていると感じています。まだまだ濁音や半濁音は発音が困難で、清音も明瞭度が高いとは言えませんが、日々の努力で確実に上達されている姿を見て、こちらも勇気付けられています。

また並行してタブレットのコミュニケーションアプリを使ったやり取りの練習も行なっています。タイピング自体はご本人様の自主練習に任せつつ、機能の使い方の指導をメインに、実際にご家族様にスマホを用いてやり取りをして頂いたり、言いたいことをまとめてタブレット内に記載して頂いたりしています。出来る限りスムーズにコミュニケーションが取れるようになることを目標に、引き続き一緒にリハビリさせて頂いています。

私達はご利用者様やご家族様とお話をさせて貰いながら、ニーズ沿って目標を立て、それぞれのペースを大事にしながら一緒にリハビリに取り組んでいます。

もし、何か困ったことがあればそれを解決出来るように、一緒にリハビリという形でお手伝いが出来れば、と考えております。何かあれば是非、事務所(075-200-8455)までご相談下さいね。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、療法士・看護師による発語・口唇の運動と舌運動のリハビリにも積極的に支援をさせて頂いております。神経難病の利用者さんの看護・リハビリを積極的に支援し、毎日の訪問も可能となあっており、24時間365日訪問できる体制を構築しています。

訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。令和4年1月以降の作業用療法士・理学療法士(京田辺)・言語聴覚士(伏見区)令和4年3月以降の看護師(伏見区)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接採用を最優先、優遇します。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保