看護師の三牧です。

この冬は本当に寒かったですね。事務所周辺でも何度も雪が積もりました。昨日くらいから少し気温が上がり、日差しの中には確実に春を感じます。ほっとしますね。

今日は利用者様との信頼関係を築くことの難しさを痛感した出来事をお話しします。

リハビリ施設退所後、自宅でのお一人暮らしが始まる中、お薬の飲み忘れが増えて来たため、体調管理と内服管理のためにサービス開始となったAさん。 訪問時は良くお話しをしてくださり、コミュニケーションは良好に取れていました。ただ、お薬に関しては「自分でできる。」というお気持ちが強く、看護師に触られることに抵抗があるようでした。お薬セットは自己流でされている。次回の受診までにお薬が足りなくなっては困る。ならばと、お薬の残りの数だけ数えさせてくれませんか?と提案し、確認させて頂いていました。 そんな中、事務所に電話が入り「サービスを中止したい。」と申し出があったのです。 Aさんは、ご自身の踏み込んで欲しくない領域にまで干渉されたと思われ、看護師のコミュニケーションの取り方についても苦言を呈されました。私がうまくいっていると感じていたのは思い込みだったのです。そこからは猛省の日々でした。必要な看護サービスを行うためには信頼関係が築けていることは必須ですが、その過程を蔑ろにはしていなかったか、必要なことばかりに目が向いて、Aさんの思いを尊重できていたか、今も毎日振り返っています。 Aさんだけではなく各方面の方々にご迷惑をお掛けした事例ですが、看護とコミュニケーションの基本に立ち返り、この経験を無駄にせず利用者様に返していけるように精進します。今後ともよろしくお願い致します。

先日車の運転中、空の真ん中に縦に虹が見えました。調べてみるとこれは幻日(げんじつ)と言って、太陽と同じ高度で、太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象だそうです。吉兆、幸せの前触れと言われているそうですよ。皆さんにもささやかな幸せが訪れますように。

訪問看護導入期、初日を含め大変エネルギーを使うところです。自宅に帰ると、病院でされたことをそのまま継続すると上手くいかないこともあります。訪問看護リハビリステーションたもつでは、一つの失敗を振り返るとともに、ご希望を最大限に考えて支援してきたいと考えます。

訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。令和4年4月以降の作業用療法士・理学療法士(京田辺)・言語聴覚士(伏見区)令和4年4月以降の看護師(伏見区)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接採用を最優先、優遇します。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保