はじめまして。今年の2月に入職させていただきました、理学療法士の吉田歩美です。今までバイクに乗ることもなく、はじめは恐る恐るでしたが少しずつバイクに慣れ、道も覚えてきました。入職したころからガラッと季節が変わり、日々暑さに負けずにと奮闘しています。

今日は自己紹介と呼吸リハビリについてお話したいと思います。

私は約9年間、病院で勤務していました。急性期病院にいたこともあり、出術直後の方や病気が悪化した方などをリハビリすることが多く、時にはICU(集中治療室)に身をおくこともありました。そこでは病気についてや各リスク管理について多くを学びました。また短期間ではありましたが地域包括ケア病棟でリハビリを行い、在宅や施設復帰の支援をすることもありました。中でも呼吸器疾患の方に対してリハビリをさせていただく、呼吸リハビリに携わることが多かったです。多くの方はリハビリというと脳卒中の方や骨折や変形性関節症などの整形疾患の方が対象だと思われていることが多いです。

では、呼吸リハビリとはどのようなものか。今日は少しでも知っていただけるとと思います。

呼吸器疾患の方や呼吸器の症状をお持ちの方は「動くとしんどい、息苦しい」「息切れするから動きたくない」など息切れや呼吸困難感を訴えられる機会がたくさんあります。中には在宅酸素をされている方や人工呼吸器をつけて生活されておられる場合もあります。呼吸困難や息切れによって活動意欲が低下し、実際に活動量が低下すると筋力や体力の低下へと繋がります。そうすると、それまで以上に活動時の呼吸困難や息切れに繋がり、さらなる意欲低下、筋力や体力低下…とまさに負の連鎖となってしまいます。そこで私たちと一緒に呼吸リハビリを行っていただくことで呼吸困難や息切れなどを軽減するお手伝いをさせていただきます。ひとつに呼吸困難などを軽減するといっても方法はたくさんあります。楽に呼吸ができるような呼吸方法をお伝えしたり、呼吸で過度に使われた筋肉のストレッチを行なったりもします。時には痰を出せるようなお手伝いもします。たとえば更衣動作ですと、ズボンよりも上着を着るほうが呼吸困難が出やすい方が多いです。これはご病気により呼吸をするときに首や体幹の筋肉を過剰に使われることがあり、上半身を動かすことによってその筋肉を使ってしまい、呼吸困難を増やしてしまうことの原因となります。そのようなときは一例ではありますが背もたれを使って袖、首の順番で通す方法をお伝えしたり、前開きのお洋服を着ていただくご提案をすることで呼吸困難の軽減を図れるようにお手伝いします。更衣以外にも入浴や排泄、時には趣味活動など日常生活では様々な動作を行います。各動作について楽にできる方法をお伝えすることや環境設定をご提案させていただきます。そして無理ない範囲での運動や日常生活の動作を継続していただくことで症状の悪化予防や改善を図ります。呼吸リハビリはまだまだ認知されていないことが多いですが困っておられる方がいましたらご相談いただけますと幸いです。これから少しでもお力になれるように頑張りたいと思っていますのでよろしくお願い致します。

写真は祖父母宅へ行った際のものです。この日は梅雨の晴れ間と言われていて、気温も30℃を超えていました。気温だけでなく、湿度も高く過ごしにくかったです。日々、暑さが増しますが水分補給やエアコン、扇風機の利用などで熱中症予防は大切だと再確認した1日でした。皆さまもお気をつけ下さい。

訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和4年7月以降の作業用療法士・理学療法士(京田辺)・言語聴覚士(伏見区)令和4年7月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、優遇します。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保