看護師の川畑です。
秋が深まってきて、葉先が少しずつ紅く色づいてきている木々を見ることが多くなりました。早いもので10月も終盤に差しかかっており、私が入職して7ヶ月が経とうとしています。まだまだ先輩方にたくさん教えて貰いながら学びの日々を送っています。
今日は末期癌のターミナルの方とそのご家族との関わりで、訪問看護師としてやりがいを感じることができたので、お話ししようと思います。A氏は末期癌で寝たきりの状態、さらに意思疎通を図ることが難しい方です。入退院を繰り返して、再び自宅に退院するのと同時に訪問看護の利用を開始されました。夫が献身的に介護をされているのですが、最期の看取りは病院でと言われていました。また全身の拘縮がひどく、夫の希望もあり療法士による訪問リハビリも導入され、看護師訪問時でもリラクゼーションやポジョニングなどできることを統一して行っていました。しかし、るい痩があり全身の骨突出が激しいため皮膚への圧がかかり、一時的な発赤ができたりしていました。それでもリハビリの効果はすぐに現れ、拘縮が改善してきてA氏の苦痛の緩和がみられ、夫も負担の軽減を実感されているようでした。そのため私はリハビリを継続できるようにするため、皮膚トラブルやその他の症状を最小限にできるようにスタッフと話し合いながら関わっていきました。時には自分の知識不足や考えがまとまらず悩むこともありましたが、カンファレンスを繰り返しリハビリを継続、そして苦痛を和らげることができました。そのような取り組みの過程で、夫にも気持ちの変化があったのか、最期の看取りは自宅でしたいという思いに変わっていました。
病院勤務の時は、いろんな業務が重なりどうしても一人の対象者に対して落ち着いて話し合えず、一つの目標に向かって他職種と共同して取り組むことが困難な状況が多々ありました。今回A氏の事例を通して他職種と連携していく大切さを学べました。またご家族が "自宅で看取ることができるかもしれない″ という気持ちの変容に至ったことは、日々の関わりが不安を軽減することに繋がったからだと推察しています。今後もスタッフとの連携を図り利用者さんの自宅療養が少しでも不安のないものとなるよう支援していきたいと思います。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、終末期の利用者さんが満足できるように支援体制を整えています。24時間・土日曜日を含め毎日の訪問体制、医師・ケアマネージャーとの調整を積極的にしています。
訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。コロナ禍においても、利用者さんに安心して頂ける支援をしています。
令和5年1月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年1月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。ご遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保