訪問看護リハビリステーション伏見 管理者の平田です。
先日、令和4年度 第1回計画づくり会議(深草学区 日常生活圏域地域ケア会議)に参加させていただき、支援センターの職員の方や実際に地域で生活されている精神障害者の方のお話しを聞かせて頂き、大変貴重な時間を過ごす事ができました。
現在、京都市には障害者地域生活支援センターが5圏域に渡り、15の支援センターがあります。支援センターにより、精神障害者の方が医療機関等から地域へ移行するための支援、また地域で安心して自分らしい生活をすることができるように支援が行われています。
今回の会議の中で、支援センターの活動の一部に『ピアサポーター』という役割がある事を知りました。ピアサポーターとは、自身も障害を持ちながら、その体験を活かして患者さんの相談に乗ったり問題解決を支援する方々の事です。主に病院へ出向いて患者さんや、教育機関へ出向いて専門職へ体験談を発表するなどの活動をされています。ピアサポーターの活動は、専門職よりも実体験によって当事者に寄り添った関わりができる事、専門職にとっても新たな気づきや生の声を聞く事ができる貴重な協力者である事が強みです。
現在、当事業所も精神疾患のある利用者さんの訪問を行っています。統合失調症に罹患しているA氏は見ず知らずの人の声で自分の事を『死ね』や『川に溺れてしまえ』など頻繁に幻聴があり、不安を抱えて生活をされています。看護師である自分たちのできる事として、本人の訴えに対して傾聴し共感する、表情や言動の些細な変化に注意する、生活面に配慮する、また病的体験時等の薬物療法のアドバイスなどがあります。A氏に対して適切に対応できているのか、どうすれば不安を緩和する事ができるのか、日々の関わりでジレンマを抱えているのが現状ではあります。
今回の会議に参加して、まだまだ精神疾患の奥深さと精神障害者の方を取り巻く環境についてもっと知らなければならないと痛感致しました。しかし、この会議をきっかけに、これまで以上に支援センターの職員さんやピアサポーターさんとの連携を強化し、利用者さんの情報共有を行って行くとともに、積極的に地域交流の場に参加する事で、精神疾患の利用者さんが地域で安心して生活を送れるように、助言を頂きながら専門職として更に知識を深めて行きたいと思います。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、精神疾患の利用者さんも受け入れをしています。精神科の利用者さんも24時間体制、また看護師だけでなく、作業療法士も訪問しています。
訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。コロナ禍においても、利用者さんに安心して頂ける支援をしています。
令和5年1月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年1月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。ご遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保