事務兼看護補助者の中尾です。今回は看護補助を担当し始めてから、3年が経ちますので同行訪問を振り返って見たいと思います。最初の同行は何を手伝っていいのかすら分からぬまま、Aさんの訪問に同行しました。まず看護師さんからオリエンテーションを受けたのが、風呂沸かしでした。火種を点けるのも一苦労したのを、懐かしく思い出します。Aさん好みの湯加減でたっぷり貯めるには時間がかかり、看護師さんが行っていては肝心の看護業務が遅れていきます。他にも尿器・便器の処理、食器片付けなども同様です。そうだ、だからバイタルチェックから始めたい看護師さんより先に私がせねばと、腑に落ちた瞬間でした。今でも風呂準備は夏場より冬場は時間がかかりますが、Aさんとも旅や音楽のお話しながら看護師さんの到着を待てるようになりました。
次は難病で自宅に帰ってこられたBさんに同行した時の経験をお話します。この頃は実家の母も認知が進み、施設や病院を出たり入ったりしていたので、何もできないもどかしさから勝手にBさんを京都の母と思い接していました。蒸しタオルの用意、尿バルン・便の処理の仕方、洗髪の準備、体の支え方、衣服の着脱等々を学び、他の利用者さんの同行訪問での基礎となっているように感じています。看護師さんが記録されている間に、発語の練習をご一緒したりお好きなCDをかけ、最後に挨拶すると必ず「あ・り・が・と・う」と応えられました。何よりもありがたかったのはご家族のご協力で、雨の日は合羽かけまでを用意して頂いた事は今も感謝しています。頂いたお手紙も大切に保管(登録)していますよ。この時の経験が、その後の同行訪問に生かされ応用され、今に至っていると確信しています。忘れてならない貴重な存在は、療法士さん。丁寧な枕のポジショニング写真のお陰で支援の終了時は体位をバッチリ整える事ができました。彼女が届けてくれたシクラメン、3度目の花が咲きそうです。(写真)
1年前からは、看護補助が必要な利用者さんが増えたことから、私以外の事務員もオリエンテーションを受け看護補助員として同行訪問が行えるようになりました。利用者さんのみならず、時にはヘルパーさんとも話しながら看護補助を行う姿勢は頼もしい限りです。新しい情報を、持ち帰ってから共有しあえる意思疎通も私達の強みと思っています。これからも看護師さん、看護補助員同士で連携を取り合いながら利用者さんの看護がスムーズに行えるように精進して行きたいと思います。
訪問看護リハビリステーションたもつは、看護師共に、利用者さんの支援を事務兼看護補助者と共にさせて頂くこともあります。連携し、より安心・安全なサポート体制を構築していきたいと考えています。
令和5年4月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年5月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。ご遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保