理学療法士の山岡です。

今回は福祉用具についてお話しします。私達療法士は、利用者様に基本動作を安全に行って頂けるよう福祉用具の使用を提案することがあります。

起き上がりや立ち上がりのためのベッド柵や手すり、立位や歩行のための手すりや杖・歩行補助具など。介護保険制度を利用して、レンタル出来る物が多く、利用者様の身体能力やご自宅の環境に合わせて選定します。新しい機能の付いた物が次々開発され、日々情報収集が必要です。

ある利用者様は、外に出て買い物に行きたいというご希望がありました。両下肢の麻痺があり、歩行は歩行器を使用して見守りが必要な状態です。玄関には上り框の段差、玄関外の門扉までは4段の階段があります。そこに介護保険制度を利用して、手すりを設置しました。屋外の段差にも使用出来る、据置き式の手すりをレンタルしました。また同時に家の中に簡易の段差を作り、段差昇降の練習を行いました。

今ではご主人の見守りで、外出が出来るようになられました。

またある利用者様は、一人で散歩に行ったり買い物に行くことがご希望でした。神経難病の影響で、歩行は歩行器が必要です。一度外出したら、ご本人の納得いくまで歩きたい方です。この方の玄関には、不揃いの段差があり、据置き式の手すりをレンタルしました。また屋外用歩行器は、制動機能付きの物を選定しました。外の道は水はけのために、端に向かって傾斜がついています。まっすぐ歩いているつもりでも、端に寄っていってしまいます。制度機能やハンドルブレーキをうまく操作して、お一人で散歩に行ったり、お好きなお酒を買いに行かれています。

私は福祉用具をうまく選定することで、利用者様の生活の範囲を広げていきたいと思います。転倒を予防する観点から、外に出ることを控えられる利用者様もおられます。しかし安全に行える方法や福祉用具を活用し、ご希望を叶えることも可能です。利用者様の思いに寄り添い、ご希望の生活を叶えられるよう支援していきたいと思っています。

写真は玄関外の階段の手すりと制動機能付きの歩行器です。使用してみたい物があれば、療法士やケアマネージャーさんにご相談してみてください。

 

基本動作を安全に行うことは、生活の幅を維持向上させること大切なことです。訪問看護リハビリステーションたもつは、その利用者さんに応じた、福祉用具の提案も積極的にしています。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。コロナ禍においても、利用者さんに安心して頂ける支援をしています。

令和5年6月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年6月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保