春と夏の境目で衣替えの時節を迎え、すれ違う方の装いにも夏らしさが感じられるところとなりました。沖縄の方では梅雨に入ったようで、京都も時間の問題ですね。

作業療法士の藪下です。入職して早くも1年が経過し、担当させて頂いている方とも1年が経過しました。日々こちらが教えて頂くことも多いです。早速ですが、QOLという言葉をご存知でしょうか。あまり馴染みがない言葉だと思います。Quality of Lifeの略であり、『生活の質』、『人生の質』と訳されることが多く、私たちが生きる上での満足度を表す指標の1つとされています。より多くというよりはより良くという価値観であり、毎日が充実して心身が満たされた生活に焦点を当てた考え方です。そのため訪問リハビリで介入させて頂く時にも利用者様の大事なこと、やりたいことをお聞きして、QOLを向上できるように努めております。

現在担当させて頂いている方は元々、定年後はご家族と全国津々浦々旅行に行かれたりして過ごされていましたがコロナを契機に外出がなくなり、気分も沈み込み体調も崩され寝込んでいる日が多くなりました。また神経難病も発病され以前のように体を動かしにくくなり、訪問リハビリを利用されることになりました。奥様の希望もあり、週1回から開始しましたが最初は『しんどいからあんまりできないよ』と意欲も低い状態でした。何度か行う内に訪問を楽しみにして下さることも増え、体が動かしやすくなったり、体力もついてきたこともありリハビリ回数・時間増加希望もされ毎週きっちりと行っておりそれ以外にも毎朝の奥様との散歩を自主的に行っておられます。最近は『〇〇が食べたくてコンビニに行ってきた』とか『桜が見たくて近くの川まで行ってきて、ついでに神社にも行った』と自分のやりたいことをできる範囲で行っておられます。また訪問するたびにこの1週間はこれしてあれしたよと報告して下さります。僕自身も訪問した時に今週はどのようなことをされていたのかなとお話を聞くことが楽しみになっております。少しでもQOLの向上に携われるように介入させて頂きます。

久しぶりに自分のQOLを上げてきました。綺麗で大きい海を見てたら自分の悩みなんてちっぽけだなと思いました。今年も猪突猛進で参りますのでよろしくお願いします。

療法士が介入することによって、一つひとつの自信の積み重ねが、自信となり『生活の質』、『人生の質』の向上できた事例です。訪問看護リハビリステーションたもつでは、利用者さんをQOLの向上に向けて積極的に支援して頂いております。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。コロナ禍においても、利用者さんに安心して頂ける支援をしています。

令和5年6月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年6月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保