看護師の中村です。いつのまにか木々に若葉が茂り、新緑が潤っていました。自宅前の森では、もうクワガタが成虫となり、姿を現しました。子供は虫が大好きで、採集の時期がきたと喜んでいます。私も若葉を見て、フレッシュな気持ちなり、朝から自然に元気をもらう毎日です。これからどんどん暑くなってまいります、健康にはこ留意ください。

訪問看護師となり半年が過ぎました。一人で初めて訪問が始まった時は、不安なことが多く、何をしても「これでいいのかな」という気持ちがありました。スタッフが声を掛けてくれることや、わからない事を優しく教えてくれることで、少しずつ「これで良し」と思えるようになっています。

さて、今回は担当させていただいているAさんとの関わりで、学んだことについてお話しさせていただきます。Aさんはご高齢で一人暮らしをされています。今までは活動性が高かったとのことですが、コロナ渦と帯状疱疹後神経痛があり生活幅が狭くなっていたため、訪問看護で体調管理と外への散歩が開始となりました。

Aさんと初めて散歩をした日は、何を話せばいいのだろうと緊張で言葉が詰まった事を覚えています。体調や生活の情報収集を会話の中でしていたのですが、その後の話が続かず、「どうしよう」と気持ちばかり焦っていました。Aさんは人見知りとお聞きしていたので、自分がこの場をなんとかしなればと思いながらも会話が少ないまま終わった初日となりました。次回こそと思い、Aさんへの質問をある程度考え、訪問しました。ところが、質問をしたことに対し、返答はありましたが、Aさんからの質問や思いは返ってきませんでした。

関係性を築くことに悩んでいた時、スタッフの方が言っていた事を思い出しました。

「たわいもない会話をする。例えば天気の話だったり。それは内容がないように見えて、大切な事。」私はAさんに、日常の出来事や、季節の話など、構えずにお話ししてみようと思いました。すると、Aさんは少しずつですが、自分の話をしてくれるようになり、最近は「看護師さんが来ると自分のことばかり話してしまう。今までずっと聞き役していたのに。いつも聞いてくれてありがとう」といつの間にか、コミュニケーションが双方向になり、お互いの安心感や信頼感が生まれているように感じられました。そして、家族に言えない思いや、考え事なども涙を流し表出してくれることもみられてきました。

たわいもない会話をしたことで、少し相手と打ち解けた気分になり、相手と言葉を交わすことで、同じ空気、「今」を共有することができる。その場を心地よく過ごすことができると学びました。これは、訪問看護以外でのコミュニケーションでも同じで、人間関係において、とても重要だと感じました。

そうしていくうちに、利用者さんはこの方だったら頼れると思い、私たちは、何かあったらきっと報告してくれる、困ったことがあれば相談してくれる、そうして信用信頼ができるのかなと感じました。相手の動き、感じ方を想像できることで、安心感や信頼感が生まれ、双方が安心できる訪問看護できるのではないかと思います。上手くいかないと感じ、経験することで大切な事を学ぶことができました。今後も沢山の経験を通して、学びに変えていこうと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつではコミュニケーションを大切にし支援させて頂いております。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和5年7月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年7月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保