こんにちは。作業療法士の古澤です。

梅雨に入りジメジメと蒸し暑い日や少し肌寒い日、時に30度近くまで上がる晴れの日と、毎日目まぐるしく変化しています。何を着たら良いのか、夜はどれくらい何を掛けて寝ようか、調整が難しいですね。

今年に入りリハビリを開始したAさんの日々の頑張りをお伝えしたいと思います。Aさんは入院を機に筋力や体力が低下し、歩行が不安定になられました。歩行器を使用して歩いておられ、「もっとしっかり歩きたい、できれば杖で歩けるようになりたい。」とリハビリを希望されました。4点杖歩行では当初フラつきが多く、疲労感も強くみられました。まずは歩行器で良いので、日常的に歩く機会を増やすようご提案し、少しずつご自身で取り組まれました。また寝たまま1人でもできる運動を指導し、安全に筋力アップに取り組んでいただきました。

息子さんの車で喫茶店へ行くのが楽しみで、「店内の移動に歩行器では通りにくい、車に載せるのもてまがかかる」という理由で、杖でしっかりと歩きたいというご希望に繋がっていることをお聴きしました。

比較的杖歩行が安定してくると、「近くのコンビニへ歩いて買い物へ行きたい」とご希望の変化がありました。当初の目標が達成され次の目標が見つかったのです。それに向けて、Aさんは自主的にご自身で行う歩行練習の頻度や回数を増やされました。訪問時には歩行補助具は何が適切であるか、継続歩行がどれくらいできるか、どのタイミングで休憩した方が良いのか評価し、歩行時に気をつけることをお伝えしながら少しずつ歩行距離を伸ばして行きました。介入から4ヶ月、ついに近隣のコンビニまで歩行器で歩いていけました。

「転倒せず歩けること」は多くの方々の目標になります。しかしより具体的な生活目標をご利用者様と共有することで、ご利用者様が主体的に目標に向かって取り組むことができた一例であると思っています。週に1〜2回の短い時間の関わりで目標に到達するには療法士が伺っていない時間をどう過ごすかが重要になります。その原動力はやはり希望する具体的な生活を思い描くことだと思います。そんな生活目標をご自身ではなかなか見つけられない場合も多くあります。そんな時、療法士として一緒に生活目標を見出し、達成に向けてお手伝いできるよう日々取り組んでいます。

先日事務所近くにある藤森神社の紫陽花苑へ足を運びました。種類も豊富で色とりどりの紫陽花に癒されました。

 

訪問看護リハビリステーションたもつは、利用者さんの目標を具体的に、そしてやる気を引き出すことの大切に支援をしています。

住み慣れた家で生活する、支援する、希望を叶える難しさはありましたが、ケアマネージャー、家族、在宅医、支援スタッフの連携で最期まで家で生活ができました。訪問看護たもつでは、住み慣れた在宅で過ごす支援を、多職種のスタッフと共にさせて頂いております。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和5年7月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年7月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保