看護師の川畑です。
例年より早く梅雨に入り、蒸し暑い日が続いています。そんな中でも色鮮やかに咲く紫陽花に目がいき、青や赤紫など綺麗な色に心癒されています。白色の紫陽花も素敵ですよね。私は昨年4月より当ステーションに入職し、早いもので2年目に突入しました。まだまだ日々至らないことばかりですが、今回は担当させて頂いているAさんのお話をしようと思います。

Aさんは呼吸器疾患をお持ちで、昨年末体調悪化により入院され、複数回の手術を経て退院されました。もともと在宅酸素を使用されていましたが、退院後より流量を増やして過ごされていました。週2回の訪問のうち一回はシャワー浴介助の予定でしたが、Aさんは創部の痛みがあったり、創部の皮膚が一部安定しておらず、さらに動いた時に呼吸がしんどいという訴えがありました。その為、退院後一度もシャワーに入れていませんでした。

私は、普段生活していると陰部や頭部・顔など洗いたいと思うはずなのに、Aさんはそんな気持ちにならないのだろうか?Aさんもきっとシャワーに入りたいと思っているのでは?と考えていました。しかし訪問させて頂くうちに、Aさんにとって清潔は二の次で、今は痛みや呼吸困難などでそれどころではないのかもしれない、と考えるようになりました。その後は主治医へ痛み止めの処方依頼をしたり、創部の処置内容を確認・見直したりしました。また動作時の呼吸困難に関しては、「急がずゆっくりしていきましょう」と声をかけて、積極的なシャワー浴の提案はせず、足浴やできる範囲での清拭を行いました。

現在では痛みは緩和されて、創部も悪化することなくシャワー浴に関しても徐々に受け入れて頂き、先日退院後初めてのシャワー浴介助をさせて頂きました。まだまだ方法や時間を見直す必要があると感じています。

訪問看護師2年目として思うことは「○○した方がいいのに」とか、或いは関係機関からの支援依頼の内容を目標として考えていましたが、「今することが利用者さんにとっていいことなのか」を考え、目標達成に至るまでの「過程」を大事にする必要があり、常にそう考えて行動できる訪問看護師でありたいと思っています。また自分の常識を当てはめるのではなく、利用者さんのペースや気持ちを大事にしていきたいと思っています。これからも利用者さんが住み慣れた自宅で過ごせるように、日々精進しながらサポートしていきたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつは、利用者さんの状況を看護の視点で考え支援させて頂いてます。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和5年7月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年7月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保