看護師の西田です。
昨年12月に入職し、早いもので半年が経ちました。人生初めてのバイクにも慣れ、暑さにも負けず元気にご利用者様の元へ向かっております。さて、今回は担当させていただいているAさんとの関わりで、学んだことについてお話ししたいと思います。
Aさんは癌により全身に転移し治療のため入院されていました。一旦治療は終了し退院となりましたが緩和ケア病棟を予約されおり、入るまでの期間の健康観察・体調維持・確認のため訪問看護が導入となりました。退院後の初回訪問時に奥様は、「緩和ケアを予約して本当に良かったのか。家でみれるのか。もし家でみた場合はその姿を孫に見せるのはどうなのか。」など様々な思いから、Aさんがおられない所で涙される様子がありました。その際、一度予約したからといって必ずしも入らないといけない訳ではなく、今後の状態に合わせてどこで過ごすか、話し合っていきましょうとお伝えました。その後訪問するたびにAさんは顔色が良くなり、ご家族で外食へも行かれ食事量も増えていきました。退院当初は食欲もなく減少していた体重も、現在は少しずつ増えてきています。
今後の療養場所で悩まれていた奥様でしたが「どんどん元気になってくれて嬉しいです。家で過ごすということがこんなにも良いことだとは思いませんでした。これからも家での生活を続けてほしいと思います。家での生活が続けられているのも、たもつさんのおかげです。毎週来ていただけて、緊急時も何かあれば対応してくださるという安心で今の生活が成り立っています。」と仰ってくださいました。ご家族とともにご自宅で生活をされることが、何よりも一番ということを学びました。今までは急性期病院に勤務していましたが、在宅での生活が見えていませんでした。住み慣れたご自宅で療養生活を送るお手伝いをする訪問看護の必要性をとても感じました。
これからも利用者様が安心して過ごせるよう、お手伝いをさせていただければ幸いです。
写真は先日子どもと散歩をしていた時に、発見した蝉の脱皮です。初めて実物を見ましたが、羽の色の綺麗さに驚きました。これからが夏本番、蝉の鳴き声に負けず頑張って訪問したいと思います。
住み慣れた自宅には、不思議な力があります。想像を超えるような回復や、今まで見られなかった声、笑顔にふれることが多々あります。訪問看護リハビリステーションたもつは、利用者さんの持っている力を最大限に発揮できるように支援したいと考えています。
訪問看護リハビリステーションたもつは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、令和5年8月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年10月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。
在宅看護・リハビリに興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護・リハビリを提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保