理学療法士の高嶋です。
暑い日が続きます。クーラーを適切に使い、無理をせず乗り切っていきましょう。本日は知識不十分でなんとなくの知識で進めてたことに気付かされた件について話します。
ほぼ寝たきり状態のXさん、療法士介入では状態を見て離床を促し全身筋力、重力に伴う血圧調整能の維持を目的に進めていくことが多いです。そして褥瘡予防、拘縮予防といった訪問以外の時間で同じ姿勢をとり続けていないか、姿勢が崩れていないか、身体の一部に圧が集中してないかということを福祉用具や訪問する他事業所スタッフとも連携し進めていくことが重要になります。
Xさんのベッドは褥瘡予防に特化した圧切り替え機能というものがついており、小さく圧がかかる部位を切り替えてくれる機能があります。Xさんの場合でもスタッフが訪問したら身体の向きを左半側臥位、右、背臥位と変えるように伝えていました。褥瘡予防の観点からは確認の上で2時間、4時間おきというのが言われていますが、昼間独居でマンパワーが確保できていないことを上記ベッドでカバーしているという発想のもと大きな問題はないと考えています。ある日、他事業所スタッフから体位変換機能が付いているのに右左のポジショニングの継続は必要なのかという問い合わせがありました。その場で身体を動かす機会の一つとしてなどモヤッとした感じの回答をし継続をお願いしました。
これを機に各姿勢が身体にもたらす作用、ベッド機能の詳細について調べました。人間の身体の構造上、背臥位は安静に過ごすのに適した姿勢ではあるも長時間続くと胸の動き、横隔膜の動きを妨げ呼吸機能低下につながる恐れがあります。また食後という場面では嚥下障害ある方の場合唾液や逆流物が気道に誤嚥しやすいというリスクがあります。その誤嚥による肺炎を避けるために食後30分から60分座位をとることが望ましいと言われているのですがそれができない方の場合側臥位が選択されます。この側臥位は側臥位で体の気管支や胃の形状、そして逆流か消化不良を考慮して選択するのが望ましいということを知りました。
そしてそもそもベッドが体位変換機能ではなく圧切り替えなので背臥位のまま圧がかかっている場所を変えてくるものなので姿勢を変えるということにはつながっていないです。食後のこと、座位では状況に応じて姿勢を変えられる人がいないと血圧低下といった面でリスクがあること、呼吸機能維持、体を動かす機会といった件、他にもあると思われますがベッド圧切り替え機能付いていてもポジショニングは必要だと考え、それをもう少しざっくりとスタッフに伝えました。日頃当たり前のようにやっていることでもどういった理由でそれを選択しているのか根拠をある程度持って今後も望んでいく必要があると思いました。日々の経験から少しでも関わる方の良い生活に繋げていけたらと思います。
訪問看護リハビリステーションたもつは、常に話をきく姿勢を持ち、多職種との連携を図りたいと考えています。共通の目標をもち、日々の支援を行いと考えています。
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統括所長 西谷 保