看護師の寺島です。とても暑い日が続いていますね。日々訪問していて、暑さで食欲がなくなる方や、エアコンが苦手だからと窓を開けて扇風機で過ごされている方もよく見かけます。室内でも熱中症のリスクあり、適度な水分補給と室内温度の調整を心がけて夏の暑さを乗り切りましょう。

今回はAさんとの関わりの場面を紹介したいと思います。

Aさんは少し認知力の低下がみられる方です。元々はAさんの夫に訪問看護の介入をしており、当時は夫と二人暮らしで夫の介護を献身的にされていました。Aさん自身も高齢であり、体調面に不安もあることから、娘さんやケアマネージャーから訪問看護の利用を勧められていましたが、「私はいいわ。」と言われ、なかなかAさん自身の訪問看護の導入には至りませんでした。何とか説明され、訪問看護の介入が始まりましたが、夫の訪問の後にいざAさんの関わりを始めようとすると、「私も!?私はいいのに…」と、渋々受け入れられるといったことが続きました。あまり人と関わるのが好きではないとのことでした。

しばらくし、夫が亡くなられAさんは独居となりました。娘さんは遠方に住まれており、安否確認を含め、健康管理のためにも訪問看護は継続となりました。初めは「今日は来る日だったっけ?まぁどうぞ」といった反応でしたが、訪問時は夫の仏壇にも挨拶したり夫の生前のお話を聞いたり関わっていくうちに、「また来てね」「来週もよろしくね」と言っていただけるようになりました。また、下肢の浮腫があり観察させていただく際、初めは「汚い足だから」と見せていただけませんでしたが、関わっていくうちに見せていただき、保湿剤を塗ったりマッサージさせていただけるようになりました。自分の話はあまりされない方で、医師の往診の際もいつでも「大丈夫です」と言われてしまうのですが、最近は看護師に細かな体調の変化を言っていただけるようにもなりました。

利用者さんと関わらせていただく上で、信頼関係というのはとても大切なことだと感じる出来事でした。バイタルサインやフィジカルアセスメントで知ることを含め、生活の様子やちょっとした体調の変化を知ることで、より良い看護に繋がると考えます。また、利用者さんも不安なことを相談できることで、自宅で日常生活をする上で安心して生活できるのではないかと思います。疾患を抱えた方が安心して在宅での生活を送ることができるように、今後も何でも相談できて頼ってもらえるような関わりをしていきたいと考えます。

バカンス岡山にて

訪問看護リハビリステーションたもつは、生活、健康、環境、社会での役割等を含めて支援させて頂いております。看護師の気づきや「快の刺激」が信頼関係に繋がったと考えます。一つひとつの支援の成果です。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和5年10月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和510月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護・リハビリに興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護・リハビリを提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、入社後の1回目の賞与を特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保