看護師の津元です。
毎日暑い日が続いていますね!日焼け止めに、フード付きの日焼けパーカーを着て、マスクにサングラス。日焼け対策をバッチリしながら毎日元気に訪問に回っています!
今回は私が最近関わりはじめたAさんについてお話したいと思います。Aさんは〇〇型認知症の方で、奥さんと2人暮らしです。奥さんとはこれまで二人三脚でお仕事を一緒にされていました。また Aさんは学生時代から音楽部に入っておられ、コロナ禍になるまで昔からの仲間とのコーラスに通われていました。しかし、コロナ禍で数年コーラスは中止。家で過ごす時間が長くなり、認知症の進行がすすみました。昨日の出来事は覚えておられず、着替えではパンツを2枚履いたり、ハンドソープを口に入れようとしたり、昔の友人が襲ってくる・物を盗まれるなどといった妄想があったり。そういった行動をそばで介護されている奥さんはとても辛い気持ちで、今後の不安を強く感じておられました。
訪問当初はAさんが看護師に対して不信感や恐怖心を感じておられためか、訪問に来た看護師に対して怒りっぽく、奥の部屋へ行かれ出てこられないこともありました。しかし奥さんとお話をしたり、時折奥の部屋へ向かってAさんに話しかけたり、コーラスで歌っておられた曲を流すなどしていると、Aさん自ら戻ってこられることがありました。以降、奥の部屋へ行かれることはなく、毎回訪問はじめは構えられる様子はありますが、一緒にお話ができ、時には一緒に歌を歌ったり、オルガンを弾いたりすることができるようになってきました。そういったAさんの様子を見て、奥さんも「良かったです。安心します。」と笑顔で言われていました。
奥さんは〇〇型認知症の旦那さんにどう声かけて、どういった接し方をすればいいのか悩んでおられました。奥さんに辛い思いを話せる相手はいますか?と聞くと、涙しながら私のことを指してくださいました。ご家族の中でも中々相談しにくく、迷惑をかけたくないと思っておられ、ご自身で抱えておられる状態でした。Aさんは記憶障害の進行がありますが、お話の中でよく出てくるワードがありました。その中に"ハワイ"という言葉がありました。以前ご夫婦でコロナ前に旅行に行かれたそうです。きっとAさんはハワイ旅行のことがとても印象的だったのだと思います。奥さんにも伝えると涙ぐんでおられました。
訪問の中で私自身、Aさんご夫婦に何ができるのだろうと考えていましたが、そういったAさんの発する言葉や仕草や表情をキャッチし、どんなことを感じておられ、何を伝えたいのかを推測して奥さんお伝えできればと思いました。どうしてもAさんの気持ちや行動を理解することが難しくなります。少しでもAさんがどんな気持ちでおられるのかを一緒に考えて、AさんがAさんらしく過ごせるように、支援できればと思います。そしてAさんが家で穏やかに過ごせることが、奥様の安心にも繋がると思いますし、今後も私は奥さんにとって身近で相談しやすいと思える存在であるよう努力したいと思います。
写真は今年家でオクラを育てました!オクラって上向きにできるんですね!初めて知りました(笑)
認知症の支援は難しく専門性の必要な領域の看護になります。表情や一つひとつの仕草、言葉、行動を読み取り、共感し支援に結び付けなければなりません。訪問看護リハビリステーションたもつは、認知症の利用者さんの関りを大切にし、看護を実践しています。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。
令和5年4月以降の言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和5年10月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護・リハビリに興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護・リハビリを提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、入社後の1回目の賞与を特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保