看護師の森です。皆さんは処方された薬を忘れずに飲み続けることが難しいと感じることはあるでしょうか。利用者のAさんは認知症と診断された方で、薬を飲み忘れる日がある一方で多く飲み過ぎてしまうこともありました。健康を維持するために、看護師が訪問して服薬支援をすることになりました。

Aさんは薬を飲んだことを忘れてしまい、1日1回の薬を同じ日に何度か服用することがありました。定期受診日のずっと前に薬がなくなることで飲み過ぎたことに気づくということを繰り返されていたそうです。そのような時にご自身の認知症の進行を感じて「自分が自分じゃないみたいで怖い」という気持ちになると仰っていました。Aさんのご希望もあり、まずは規則的な服薬を目標に訪問を開始しました。

薬を管理する道具として壁掛けのものや仕切りのある箱などを提案しましたが、Aさんは「新しいものを使いこなす自信がない」と仰って乗り気ではない様子でした。そこでAさんが朝に起きてから夜に寝るまでの生活を詳しく教えていただき、生活の中に「薬を飲むこと」を無理なく取り入れる方法を一緒に考えることにしました。Aさんと話し合った結果、毎朝必ず確認する台所のカレンダーに薬を貼り付けることにしました。最初の週はカレンダーのものを服用した後に従来の習慣で薬袋から同じ薬を取り出して服用する日もありましたが、次週からは薬袋に注意書きのメモを貼ることで同じようなエラーを防ぐことができました。以降、飲み忘れも飲み過ぎもなく規則的な服薬が継続できています。

訪問当初は看護師が薬を確認するのを不安そうに眺めておられたAさんですが、最近では間違いなく飲めていることを確認するたびに「やったー!」と笑顔で拍手をされます。このように一つ一つの問題・課題を利用者さんと一緒に解決し、今後も利用者さんの望む生活が続けられるよう支援していきたいと思います。

稲穂は成長すると頭が下がります。訪問看護リハビリステーションたもつも同じだと考えています。

訪問看護リハビリステーションたもつは、利用者さんの生活を十分考え、希望や今までの生活習慣を聞き、服薬の支援をさせて頂いております。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和510月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護・リハビリに興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護・リハビリを提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保