今年はとくに暑く、長い夏ですが朝晩は少しずつ季節が進んでいるように感じています。食べ物がおいしい季節が待ち遠しいですね。本日はAさんのご自宅での食事についてお話したいと思います。
Aさんは〇〇脳変性症を患っておられます。私が入職する前から訪問看護リハビリステーションたもつを利用されており、私が入職したタイミングで担当させていただくこととなりました。担当となり、約1年半が経過しましたが少しずつ病状の変化があり、入院される機会もありました。その入院を機に退院後の体力や筋力、ADL(日常生活動作)も少し低下しておられるように感じていました。退院後、食事や排泄等ご自宅の生活すべてにおいて奥様の見守りや介助が必要な状態でした。そこで奥様から「食事は自分で食べられるようになってほしい、三食すべて介助すると大変です。」とご相談がありました。家事やAさんの身の周りのことをすべて奥様一人でされており、奥様の負担軽減やAさんのADL(日常生活動作)改善どちらも図れればと思い訪問看護リハビリステーションたもつの担当看護師に相談をしました。
Aさんが入院前から食事動作や嚥下、発声がしにくいこともあり安全にかつ必要な栄養はしっかり摂取できるためにはどのような支援をするとよいか看護師、理学・作業療法士、ときには言語聴覚士と支援に関わる職員でたくさん検討しました。私は病院勤務時にもその方に合った方法で生活してもらえることを考えていましたが今回のAさんの支援を通してさらに多くの考え方を学ばさせていただきました。食事時の姿勢、とろみのつけ方、食事にかける時間、食事形態、スプーンや皿の種類、介助方法、必要な摂取カロリーや水分量と食事ひとつにしても多くのことを話し合い、ご本人やご家族にお伝えして練習することとなりました。
多くの検討を重ねた結果、まずは奥様の食事介助でしっかり栄養をとってから残りはAさんご自身で食べる練習をしてもらうこととなりました。Aさんの食事練習はこれから進めていくことになるかと思いますがAさんのお身体の状態に応じてその都度、職員や関係機関と連携しながら支援を継続したいと思います。最後に、食事は毎日のことでもあり生活内で楽しみとなることもあります。これからもご利用者様に合わせた食事の練習や支援ができるように心がけたいと思います。
写真はもみじです。これから色づいてくるのが楽しみです。秋は紅葉もきれいで待ち遠しいですね。
訪問看護リハビリステーションたもつは、「食べること」に力を注ぎ支援させて頂きます。リハビリ部門(学療法士・作業療法士・言語聴覚士)看護師(摂食嚥下認定看護師を含む)それぞれの専門的な立場から、多角的に利用者さんを捉え、利用者さんにあった支援をさせて頂きます。
訪問看護リハビリステーションたもつは、利用者さんの生活を十分考え、希望や今までの生活習慣を聞き、服薬の支援をさせて頂いております。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。
令和5年10月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護・リハビリに興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護・リハビリを提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保