看護師の川畑です。
11月に入っても暖かい日が続いていましたが、今週に入り一気に寒くなり、いよいよ冬がきたなという感じがしますね。訪問の移動途中でも紅葉が少しずつ色づいてきているのを感じます。
さて今回は訪問を開始して1年経過したAさんのことをお話しようと思います。開始とともに担当させて頂いているのですが、Aさんは脳血管障害や複数の疾患の癌の手術を経て、現在お一人暮らしをされています。ADL(生活動作)は自立なのですが、脳血管障害で意識を失い倒れたことや術後の体力低下などの不安から、普段全く外出をしないというAさん。ヘルパーが入っており、買い物や掃除を依頼されています。看護師訪問では、体調管理・内服管理・自宅周囲の歩行練習などを行っています。また昨年の夏は熱中症で搬送された経験もあり、今季の厳しい夏でも食欲減退や体調が優れないというような訴えもありました。なんとか夏を乗り越えて、Aさんから「もう少し体力をつけないと」という発言も聞かれ、日中の活動性を上げるために訪問看護ステーションの療法士によるリハビリを導入することになりました。8月末から開始して、現在歩行状態も安定し、Aさんの自信もついたような印象でした。さらに最近では歯科医院に行きたいという希望があり、お一人で受診に行けるかどうかを療法士とともに評価して、無事に受診に行くことができました。
今まで全く外出をしていなかったAさんが、近隣ではありますが、自らの力で受診に行くことができたという成果は、Aさんの自信に繋がり、また受診だけでなく買い物へも行くことができるのではないかと期待しています。少しずつAさんのペースで過ごしていって欲しいなと思っています。
今回のAさんを通して訪問看護・リハビリの意義を改めて感じることができました。もしかしたら病院の方が体調不良もなく、またもっと早くに歩行の安定が図れたのかもしれません。しかし自宅で過ごしたいという利用者さんの希望を叶えつつ、できることを利用者さんのペースで増やしていけることにやりがいを感じています。今後も利用者さんの立場になって、看護師として精進していけたらと思っています。
訪問看護リハビリステーションたもつは、療法士、言語聴覚士との連携を密に図り、生活の向上に努めています。また、You Tibeも開始し、利用者さんンに応じた、自主トレーニング、家族・介助者と共に在宅練習もできる環境を構築していきたいと考えています。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。
令和5年12月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保