看護師の掛川です。ぐっと気温が下がり冬の気配や年の瀬を感じるようになりました。
今回は訪問させていただいて2年ほど経つ受け持ちのAさんについてお話しさせて下さい。療法士、看護師が週に1回訪問しています。Aさんは旦那さんを亡くされてからお一人で暮らされています。視力低下、円背、腰痛がありますが日常生活は自立されています。年をとるまで病気らしい病気をしたことがなく若い頃はソフトボールでキャッチャーをしていたそうで体力には自信があり体を動かしたり出かけることがお好きだったと。圧迫骨折を患ってから自由に外出ができなくなったこと、急にできないことが増え情けないと訪問のたびに歳をとるって嫌ねと話されます。
介入当初、体調の確認とともに爪切りや皮膚の状態を確認させていただこうとお声がけすると若い人にそんなことをさせたらバチが当たると頑なに拒まれていました。しかし徐々に「目が見えにくいから指先の感覚を頼りに爪を切ってたんです。」「こんな姿勢だから皮膚の重なるところに毎年梅雨時期から汗疹ができて痒くて大変で。恥ずかしくて誰にも言えないし。」と「大丈夫です。」から「こんなこと相談していいのかわからないけど…」と気になることや困り事を伝えて下さるようになりました。予防的な皮膚の清潔ケア方法をお伝えしたり医師にうまく伝えられないことは症状をメモにしたものを手渡し受診していただいたりと今年も猛暑でしたが皮膚トラブルがなく過ごすことができ喜ばれていました。
Aさんはよく若い頃のお母さんとのエピソードを話して下さいます。母から教わったこと、生活の知恵、これまでの人生で大切にしてきたことなどわたしの2倍近く人生経験が豊富なAさんからのお話はわたしにとって貴重なものばかりです。人生の先輩ではありますが時に好きなことや好きなものが一緒で共感し、Aさんとの関わりを通して話して下さる経験や知識がわたしの生活、考え方に深さや輝きを与えて下さいます。対話を通して世代間で互いの長所を生かし合う大切さを感じます。
病院で働いていた頃は時間に追われてもどかしさを感じながら過ごすことも多かったのですが、訪問看護では支援時間を利用者さんとゆっくり関わることができます。「毎週来てくれる日を楽しみにしてるんですよ。」とおっしゃって下さいます。身体の健康だけでなく心の健康と幸福感も向上できるような関わりを意識しこれからも努力していきたいです。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、利用者さんの状況に応じた看護・健康相談支援等をさせて頂いております。日々の生活がより快適になればと考えています。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。
令和5年12月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保