看護師の奥田です。師走に入りましたが、寒い日と暖かい日が入り混じっていますね。移動中にクリスマス飾りを目にすることも増え、「もう12月か…」と感じる今日このごろです。今日は担当させて頂いているAさんとご家族との関わりを振り返ります。

Aさんはがんの術後でストマをお持ちの方で、奥さんとお二人暮らしです。今はお一人で歩くことが難しく、身の回りのことは全て奥さんがお手伝いしておられます。私は訪問毎にシャワー浴介助を行い、全身をきれいにしたあとでストマに関するケアをさせて頂いています。

ある日、奥さんから私あてに「昨日からストマの周りの皮膚がただれてしまってすぐに便が漏れる。私にはどうしようもできない。お助けマンに助けに来て欲しいねん。」と電話がありました。緊急訪問すると、皮膚は広範囲にただれており痛みもあり、私自身も一番良い処置ができるか悩ましいほどの状態でした。そこで手術を受けた病院のストマに関する専門的知識を持った看護師に連絡を取りました。相談し、対応について話し合ったことで自身を持って最善のケアを行うことができたと思います。処置を継続し10日ほどで皮膚の状態は改善し、Aさんの痛みもなくなりストマが漏れて奥さんが困ることもなくなりました。

後日奥さんから「今は階段を下りられないから、そう簡単に受診することはできない。困った時に訪看さんに見に来てもらえて、必要な時はスムーズに専門家に相談してもらえるから、安心して生活できる。」「他の家族にも言ったら手伝ってくれるけど、皆それぞれの生活がある。訪看さんに助けてもらって私が対応できたら皆、楽だし安心と思う。」と話して下さいました。

通院することを考えると、移動・待ち時間などご本人もご家族もすごくエネルギーを使います。私たちが間に入ることで、ご自宅で過ごしながら問題解決できれば、安心してご自宅での生活が継続できると感じました。また、在宅療養は生活の場で行われています。サポートしてくれる他のご家族にも生活があり、仕事・子育てなどそれぞれのライフステージに沿った課題に取り組みながらAさんご夫婦をサポートしておられます。訪問看護でできることは私達が担うことで、もっと違う大切な場面でご家族の力を集結できるのではないかと思いました。

『お助けマン』と奥さんに頼って頂けたこと、すごく嬉しく思います。これからも利用者さん・ご家族がご自宅で安心して生活できるよう共に考え、必要な時は他職種と積極的に連携を取って相談したり調整役になれるよう努めたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつは、専門的な知識を持っている看護師が多数在籍しています。困った人がおられたら助ける気持ち・姿勢を常に持ち続けたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和6年1月以降の看護師(伏見区・京田辺)・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保