理学療法士の山岡です。

今回は前回の続き 『自立』についてお話しします。

介護保険制度では 「本人が有する能力に応じ、尊厳を保持したその人らしい 自立した日常生活を 居宅において営むことができること」を目指しています。

ここで『自立した日常生活』とは どのようなことでしょう?

辞書によると 自立とは、他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。ひとりだち。独立。となっています。

ここで質問です。もしご自身の身体が不自由になった時、次のどちらがいいと思いますか?

  • どんなに時間がかかっても 自分で着替えをしたい。
  • 着替えることは 家族やヘルパーさんに手伝ってもらい その後の外出を楽しみたい。

どちらも間違いではありません。その方個々の価値観や考え方で どちらも『自立』した生活です。

私達リハビリ専門職は 利用者様お一人お一人の気持ちに寄り添い その方が望まれる形の『自立』をお手伝いします。正解は一つではありません。その日の体調や気分によっても変わるかもしれません。利用者様のもっておられる能力を引き出し その方らしい生活を送って頂けるよう働きかけています。

ある方は、腰の手術後で前屈みの姿勢が出来ないけれど ご自分で靴下を履きたい と希望されました。その時は ソックスエイドという自助具を紹介しました。

またある方は、足部が腫れていて自分で靴下を履けないけれど ヘルパーさんに弾性靴下を履かせてもらうことで腫れがひき 靴を履いて外出が出来ました。

 

利用者様の望まれる『自立した日常生活』を叶えるには お身体のことに加え 福祉用具や地域の社会資源など様々な知識が必要です。利用者様を支えるご家族や主治医の先生・ケアマネジャー様や他のサービス事業所の方々との協力も欠かせません。

訪問時に利用者様と色々な会話をする中で どういった生活を望まれているか を引き出し 叶えていけるよう努力していきたいと思います。

写真は糖尿病のある利用者様が作られた 糖質オフのコーヒーマフィンです。試食させて頂きました。スイーツはとても癒されます。ご病気に気を付けながら お菓子作りや甘いものを楽しまれている利用者様を応援していきます!

 

訪問看護リハビリステーションたもつは、京都市伏見区、京都市南区、京都市山科区、京都市東山区、宇治市を中心に活動しています。看護人員も増え、充実した体制となっています。

緊急事態宣言中ではありますが、5月1日京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 オープンしました。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を構築していきたいと考えています。

あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。

新規京田辺市・伏見区 令和3年6月以降採用看護師・療法士を募集しています。

在宅看護・リハビリ興味のある方は募集要項にありますメール・電話にてご連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。

ホームページからの直接採用を最優先、優遇としています。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長  西谷 保