訪問看護リハビリステーションたもつの神原です。
6月に入り梅雨の中休みが続いていますが皆様はいかがおすごしでしょうか?私はバイク訪問なので雨が降るのは困るのですが、時折見える紫陽花を楽しみに雨の6月を乗り切ろうと思います。さて、今日は退院日の訪問看護について少しお話させていただきたいと思います。
この令和3年の介護報酬改定にて、退院日の訪問看護の算定に条件がなくなりました(医師の指示は必要です)。それに伴いたもつでは病院退院後で療法士訪問が導入される利用者様に対して、退院日に看護師と療法士でサービス調整、在宅環境調整、および初回の看護師訪問を実施させていただき、翌日以降速やかに療法士が訪問してリハビリサービスが開始できるよう取り組んでいます。この取り組みでスムーズに入院生活から在宅生活に移行できたAさんを紹介したいと思います。
Aさんはある病院の回復期リハ病棟を退院された下肢の骨折の利用者様です。伝い歩きは可能な状態でしたが、高齢で独居であり、こだわりのある生活をされていました。入浴とペットのお世話をすごく楽しみにされていました。ところが退院日のサービス調整にて入院中のリハビリの状態をお聞きすると驚く内容でした。なんと、病院ではシャワー浴のみで、リハビリでも浴槽に座る練習をしていないと、ましてや床から立ち上がる練習もされていないとのことでした。もちろんリハビリサマリーにも記載はありません(通常であれば、家に帰った後の入浴のこと、室内で転倒した場合のことは考慮されるべき生活活動なのですが…)。本人様は「今日からお風呂に入る」との一点張りでしたが、何とか後日の療法士の訪問で動作確認をし、訪問介護員に安全に入るための介助をお伝えしてから浴槽に入ることで了承いただきました。ペットのお世話に関しては、私がベランダを確認しなければ療法士が訪問するまで誰も気づかなかったのでは?と思うぐらいでしたが、ベランダの段差に置き型の手すりを速やかに発注できました。その他にも看護・リハの視点で提案させていただきました。これが全てではありませんが、利用者様は転倒なく現在も生活され、リハビリでもより自立した生活、受傷前の生活に近づけるようサービスを継続しています。たかが数日分スムーズにサービスが提供できただけかもしれません。しかし、その数日で病状が悪化したり、転倒されたり、生きる希望をなくされる利用者様を多々経験します。病院でのリハビリは良くも悪くも病院療法士や病棟職員のさじ加減で大きく変わります。それにより、利用者様の在宅生活は大きく変わります。また、コロナ下でケアマネージャーさんも病院との連携が困難で情報不足で退院を迎えることも多いのではないかと思います。
利用者様のよりよい在宅生活を目指して、たもつでは退院日のサービス調整、環境調整を積極的に取り組みます。医療介護包括的な視点での病状コントロール、生活環境整備、在宅リハビリはたもつの看護師、療法士に是非おまかせください。
訪問看護リハビリステーションたもつは、京都市伏見区、京都市南区、京都市山科区、京都市東山区、宇治市を中心に活動しています。
5月1日京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 オープンしました。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を構築していきたいと考えています。
あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。
新規京田辺市・伏見区 令和3年6月以降採用療法士9月以降の看護師を募集しています。
在宅看護・リハビリ興味のある方は募集要項にありますメール・電話にてご連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。
ホームページからの直接採用を最優先、優遇としています。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保