作業療法士の平田です。

まだまだ暑いですね。自転車で訪問に回っているので、最近ではゲリラ豪雨に悩まされています。皆さんも降られてビショ濡れにならないようにお気をつけて外出して下さいね。

今日は担当して2年になるAさんとのお話をさせて頂きたいと思います。

脳卒中後のAさんは、訪問開始時、歩行は屋外時のみT字杖を利用して屋内外自立レベル、利き手が麻痺側で補助手レベル、麻痺側上下肢の強張りが見られやすく、肩や股関節に可動域制限があり、発語・嚥下機能の低下が進んできていることにお困りの様子でした。また医師から活動量を増やして生活習慣病の改善に取り組んで欲しいとの指示を頂いておりました。

屋外歩行も安定しており、もっと活動的にも動ける状態でしたが、人と会うと話さなくてはならない為、外に出たくないと、当初は頑なに自宅敷地外に出ることを拒否されていました。

一緒に訓練をする中で発語量が増えていき、徐々に体力もつき、信頼関係が構築出来てきたのか、その内に敷地外での歩行訓練にも取り組めるようなりました。

今年の春には「美味しい野菜を作って食べてもらいたい」、と退院後初めて、2時間の外出をご家族様と行い、お店に行って苗選び、庭に畑を作り、苗を植えたりと、ご家族様と一緒に畑作りに取り組まれていました。

夏になり、私も一緒に枝葉の間引きや収穫などを作業しながら畑に関わらせて頂きました。Aさんも毎日こまめに畑の様子を見に来たり、世話をするなどして、以前よりも活動的になり、また実った野菜を、離れて暮らす子どもさん達や親族の方、奥様のご友人などを呼んで収穫してもらったり渡したりして喜んで頂いていらっしゃる様子で、今年の夏は充実して過ごせているとお話されていました。

以前より社交的になり、どんどん色んな活動が出来るようになってきているAさんを見て、私もとても嬉しく感じています。作業療法士としては、また来年も夏野菜作りに精を出すAさんが見られたらいいなと思っている今日この頃です。

生活機能の向上と趣味など生活の質の向上が得られた事例だと思います。利用者さん活動量の向上は訪問看護リハビリステーションたもつの励みにもなります。

5月1日京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 オープンしました。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を構築していきたいと考えています。

あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。

新規京田辺市・伏見区 令和3年9月以降の療法士・看護師を募集しています。

在宅看護・リハビリ興味のある方は募集要項にありますメール・電話にてご連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。

ホームページからの直接採用を最優先、優遇としています。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長  西谷 保