看護師の林です。

朝晩とても涼しくなり、だんだんと秋らしい気候になってきました。バイクに乗っていると、たくさんのトンボが飛んでいるのに出会います。大体いつもトンボが上手に避けてくれるのですが、いつかぶつかってしまうのではないかとドキドキしながら走っています。

今日は、私が受け持たせていただいているAさんのお話しをしたいと思います。

Aさんは長年、癌の治療をしながらご自宅で療養されてきました。室内では歩行器やポータブルトイレを利用しながら、夫が食事の準備やシャワーの介助など身の回りのお世話をされていました。今年の春ごろから体調がだんだんと不安定になり、夏には室内で歩くこともしんどい状態になってきました。夫は元々「寝たきりになったら介護は出来ない」と言われていたこともあり、病院に入院することになりました。しかし、入院してしばらく経つとAさんは「やっぱり家に帰りたい」と言われるようになりました。Aさんの強い希望により夫も「一旦、連れて帰りたいと思います」と言われ、再度自宅での生活が始まりました。退院されたAさんに自宅で何がしたいか尋ねると「相撲が見たい」「夫の淹れてくれたコーヒーが飲みたい」と言われました。新型コロナウイルスの影響で、面会が制限され入院中はほとんど夫に会えなかったのが寂しかったそうです。夫も「インスタントコーヒーですよ」と言いながらも、とても嬉しそうにされていました。Aさんは入院前と比べると食事や排泄など日常生活の全てに介助が必要な状態となっておられます。夫も退院直後は介護のために夜も寝られないような状態でした。それでも今は、「自分から入院するというまでは在宅で頑張りたい」と言っておられます。夫の淹れたコーヒーを二人で飲みながら一緒に相撲を見る時間は、病院に入院していたら過ごせなかった時間です。自宅でしか過ごせない時間、家族にしかできないことはたくさんあると思います。「家で過ごせてよかった」と思ってもらえるように、看護師に出来ることは精一杯サポートさせていただきます。困っていること、大変なことがあれば、一つひとつ一緒に解決しながら少しでも充実した時間を過ごしてもらえることを願っています。

写真は、自宅で育てたミニヒマワリです。なかなか咲かなくて心配していたのですが、先週やっと満開になりました。開花は夏の予定だったので少し季節外れになってしまいましたが、きれいに咲いてくれてとても嬉しいです。花言葉は「崇拝」「愛慕」「あなたを見つめる」など、ヒマワリと同じでした。次は、何を育てようかとワクワクしています。

「生まれて育った地域・家で生活したい」「一瞬、ひと時」希望を叶えれれるように、健康・生活・笑顔をたもつ支援を訪問看護リハビリステーションたもつは支援します。

5月1日京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 オープンしました。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を構築していきたいと考えています。

訪問看護たもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市の訪問をしています。

あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。

新規京田辺市・伏見区 令和3年10月以降の看護師・療法士を募集しています。

在宅看護・リハビリ興味のある方は募集要項にありますメール・電話にてご連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。

ホームページからの直接採用を最優先、優遇としています。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長  西谷 保