作業療法士の平田です。

ここ2週間程で急に気温が下がり、すっかり秋らしい気候になりましたね。朝晩の冷え込みも厳しくなりましたが、皆さん気温の変動で体調など崩されておられませんでしょうか。

朝晩は着る物を一枚増やして暖かくしてお過ごし下さいね。

さて、今日は担当して1年程になるAさんとのお話をさせて頂きたいと思います。

Aさんが訪問リハビリを開始するきっかけとなったのは、日課の散歩時に転倒することが増えたからでした。

転倒する際には、体が前のめりになり、足が止まらなくなって、走るように歩行し、その先で物にぶつかるように転倒されたことが大きかったようです。

これは所謂、突進様歩行という症状なのですが、その他にもパーキンソン症状と言われる身体状態が見られ、全身の筋力・体力の低下や、柔軟性の低下、床からの立ち上がりや、歩行が不安定になっておられました。

日課の散歩も中々行くことが出来ない日が増えておられました。

開始時にAさんから、「歩く練習はするけど、近所の人に見られると恥ずかしいから家の中でだけで訓練して欲しい。」というご希望があり、家の中のスペースを使ってリハビリに取り組んでいきました。

ベッド柵を使ってのスクワットや、背中を壁にもたれて真っ直ぐの姿勢を保持して頂く自主訓練などの筋力訓練を行いつつ、居室からダイニングまでの廊下を背筋を伸ばした姿勢でゆっくり歩いたり、

歩幅を大きくして歩いたり、ストップとスタートをランダムに声かけしながらいつでも立ち止まれるように歩く練習をするなど、実際に屋外で訓練することはありませんでしたが、徐々に歩行は安定していきました。

現在では突進様歩行が見られることもなく、ここ数ヶ月転倒することもなくなり、毎日のように散歩を楽しんでおられます。

訪問当初は初めてのリハビリということで、表情が硬い時が多かった印象ですが、今では笑顔で話しをして下さるようになり、前向きに訓練に取り組んでおられる姿に、こちらこそ嬉しく感じています。

訪問リハビリでは一人一人のニーズや希望に合わせてリハビリをしていきます。要望などありましたら、遠慮なく相談して頂ければその方に合ったやり方でサービスを提供させて頂きます。

是非、何でもお話ししてみて下さい。

最近やっと街中でも紅葉が見られるようになってきました。黄色く色付いた銀杏の木と一緒に、写真に撮ってみました。皆さんも小さい秋を見つけて楽しんでみて下さいね。

療法士と共にリハビリ、自主トレーニングをすることにより、生活の幅が広がり、転倒予防に繋がっていると考えます。訪問看護リハビリステーションたもつでは、利用者さんの希望を尊重したリハビリを実施しています。

5月1日京田辺市に訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 オープンしました。京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を構築していきたいと考えています。

訪問看護たもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市の訪問をしています。

あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。

新規京田辺市・伏見区 令和4年1月以降の看護師・療法士を募集しています。

在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にてご連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。

ホームページからの直接採用を最優先、優遇としています。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長  西谷 保