看護師の掛川です。訪問看護を始めて一年が経ちました。新しい事務所作り、新しい分野の仕事と全てにおいて手探りの毎日でした。今振り返ると楽しいことより大変なことの方が多かった気がします。ですが訪問から帰ると自然と「やっぱり訪問看護を選んでよかったなぁ〜 また頑張ろう!」と利用者さんとの関わりや言葉の中に何度も力をいただいたものでした。不慣れなわたしを受け入れて下さりただただ感謝しかありません。

今回受け持ち利用者Aさんとの関わりから感じたことをお話します。AさんはADLの自立された方ですが疾患の影響で倦怠感が強く、会話や少しの体動で息切れがあり長時間の立ち仕事ができず日常生活すべてにおいて休息をとりながらゆっくりとしか動けません。体調をうかがうだけで息切れにじっとり額に汗がみられます。楽な休み方、呼吸の仕方をご提案したり今はご家族のサポートを受けご自分で工夫し活動と休息のバランスを考え生活できておられます。

わたしになにができるだろう…と残された大切な時間のひと時を共有させていただいてるのに無力な自分に申し訳なさを感じます。「今はなんとか自分の力で生活できてます。しんどくなったら犬とソファに横になってね。いい身分でしょ。」と。しんどい中もこれまでの人生、家族のこと、愛犬の存在たくさんのことを話して下さいます。「体調をみていただくと安心できるし話をすることが気分転換になるので助かっています。」とおっしゃって下さいます。

訪問先その家その家に時間の流れ方がありその流れを感じとることが大切だと実感します。違和感のある存在は利用者さんにもご家族にも負担になってしまいます。何かしてあげたいとつい自分の考えるケアを押し付けてしまいがちになってしまいます。家族、愛犬との暮らしが中心にありその中に自然と溶けこむ存在でありたいと思います。今のAさんの生活を少しでも長く維持できるよう支援させていただきたいです。

訪問看護リハビリステーションたもつは、利用者さんのペース・考え方を尊重した支援をしています。

訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。令和4年4月以降の作業用療法士・理学療法士(京田辺)・言語聴覚士(伏見区)令和4年4月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。ホームページからの直接採用を最優先、優遇します。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保