看護師の奥山です。まだまだ残暑が厳しい9月ですね。朝と夕方は少し涼しくなったりもしますが、昼間はタオルと保冷剤が手放せません。保冷剤もあっとゆう間に溶けてしまいます。今日もバイクに保冷剤をいっぱい詰めて利用者さんのお宅へ行ってきます!!

今回は、私が担当させていただいたAさんのお話をしたいと思います。Aさんは、癌の終末期の方でした。Aさんは、訪問開始当初から「最期は自宅で過ごしたい」と話されていました。在宅で生活を送る中で、本人、ご家族がどのように過ごしたいか、私たち訪問看護師にできることは何かを日々考え、訪問していました。Aさんは一度は入院を希望しました。しかし入院中にやはり最期は自宅で過ごしたいというお気持ちに変わり自宅に戻られました。ご家族も最初は驚いた様子でしたが、その本人のお気持ちを尊重したいと言われるようになりました。私たちは訪問の中で、シャワー介助をはじめ、着替え、歯磨きなどの清潔ケアから、Aさんの希望に合わせ点滴などの処置を行いました。Aさんは亡くなる3日前には「もうそろそろやと思う」とご自身について看護師に話をしてくださいました。

そしてご家族にも少しずつこれからの経過についてお話をしました。Aさんは、自分のことよりも残された家族のことをとても心配されており、家族の介護負担を考え、亡くなる2日前に病院に戻りたいと連絡がありましたが、看護師が訪問しケアを行った後は、体調も少し落ち着き入院は希望されませんでした。在宅、病院かを選択する上でどちらが良い、悪いということはなく、また、今回のAさんのように日々過ごす中でお気持ちが変わることもあります。私は、どのような選択であってもそれを受け入れられる看護師でありたいと思いました。まだまだ経験も少ないですが、利用者さん、その家族が必要な支援を相談しながら行い、一人ひとりの意思決定を大事にこれからも訪問看護師を続けていきたいと考えています。

これは、約2年前に挿し木にした紫陽花です。初めての試みでしたが、無事に咲きました。

訪問看護リハビリステーションたもつは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)―人生会議―を大切にした支援を考えています。アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、患者さんを主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことです。患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及びケアを具体化することを目標にしています。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。令和6年4月以降の言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和510月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護・リハビリに興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護・リハビリを提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、入社後の1回目の賞与を特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保