はじめまして。理学療法士の長辻です。以前は大阪の地域で訪問を行っていましたが、地元京都に貢献したいと思い、今年の4月に訪問看護たもつに入職させていただきました。 10月に入ってやっと暑い夏が過ぎ、少し涼しさを感じるなかで日々訪問に回らせて頂いています。とはいえ朝、夕の気温変化が大きい日々です。皆様も体調にはくれぐれもお気をつけください。
さて、今日はAさんのお話をさせてください。Aさんは長い入院生活の末に退院された方でした。退院後しばらくは、家族様の介助のもと生活されていましたが、徐々に動くのが億劫になり、ベッドで寝込むことが多くなってしまいました。長い入院生活で活動制限が余儀なくされた場合、全身の体力低下に陥ってしまうことがあります。『廃用症候群』と言われる状態です。 Aさんも同様の症状が考えられ、家族様、ケアマネジャー様の依頼で看護師およびリハビリが介入することになりました。
Aさんは、訪問開始当初は何をするにも消極的で、表情も暗く、運動もなかなか行うことができませんでした。しかし、ご本人様のこれから行いたいこと、どのくらいの運動ならできそうか、どういうことなら効果を実感してもらえそうか等。それらをご本人、ご家族、看護師と連携しながら進めていきました。すると、Aさんに少しずつ変化が見られました。まず少しずつ運動に参加されるようになりました。「運動したほうが歩きやすいな」と実感もあったようです。次第に「はやく歩けるようになりたい」などの前向きな発言が見られるようになってきました。また、日中の運動量も増え、伴って食事量も増えていき、筋肉がつきやすくなっていきました。
現在、Aさんは訪問時には玄関まで出迎えてくれるようになりました。声も大きくなり、笑顔も多く見られるようになりました。最近では「近くまで買い物に行きたい」という希望が聞かれています。その目標に向けて、リハビリを継続中です。
私は体を動かすことが、心の元気にもつながると考えています。Aさんのように、ひとりでは運動を始められない、どのような運動をしたらよいか分からない、という方もおられるかと思います。私たちリハビリスタッフはお一人お一人の希望や状態に合わせて、運動プログラムを設定していきます。悩んでおられる方がいましたら、ぜひご相談頂けたらと思います。
写真は秋晴れの北山の賀茂川です。先日、息子を連れて植物園に行ったのですが、息子は植物をすべて通りすぎてしまいました。今はただ歩くだけで楽しいようです。
訪問看護リハビリステーションたもつは、一人ひとりの希望や状態に合わせて、運動プログラムを設定しています。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。
令和5年11月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保