作業療法士の平田です。今年も記録的な猛暑が続いていますね、皆様、水分補給、適度な塩分補給、きちんと休息を取って、熱中症などの対策を忘れずに、体調には気をつけてお過ごし下さいね。

暑い夏場は外に出るのも難しく、普段主に屋外歩行を練習、実施している A さん。今日はこういった夏場のリハビリの様子をご紹介したいと思います。A さんはデイサービスなどの場に参加されるのはお好きではなく、訪問リハビリを選択されました。元々下肢に痛みなどがあり、お一人だと中々外出の機会を持つことが難しく、出来るだけ、筋力や体力を維持・向上し、活動性を保つ為に、ストレッチや筋力トレーニング、屋外歩行などをプログラムとして実施していました。私が訪問を開始してからもう 4 年になりますが、開始時に比べても、現在では長い距離を継続して歩行されています。いつも決まったルートではなく、ご本人の希望を聞き、気分に合わせて歩行する道を選択し、散歩中は徐々に変わりゆく街の様子を発見しつつ、昔話を教えて頂き、知り合いの方と出会って会話をされることもあり、屋外歩行ならではの楽しみを感じながら行っていました。

しかし命の危険のあるこの連日の暑さで、屋外歩行は難しくなってしまいました。そこで、この夏の時期だけは自宅内で屋外歩行の変わりとなるリハビリを実施しています。普段から歩行前には下肢や体幹のストレッチや、筋力トレーニングを行い、体が動かしやすくなった状態で歩行に取り組んでいますが、歩行分を更に筋力トレーニングに置き換えて実施し、人によっては自宅内歩行練習を実施します。ご自宅内に廊下やある程度のスペースがある場合は、そこを何周も歩いて頂くのですが、エアコンの効いた空間内で行うとなると、あまりスペースが確保出来ない場合があります。A さんとはベッドの傍のスペースを使って、主に腿上げをしながらその場で大きく手を振り、足踏みを行っています。50 回、休憩を挟みつつ 4 セット行う時もあれば、70 回を 3 セットに分けて行う時もあります。景色が変わらないその場での運動は飽きやすい為、合間合間にスクワットを実施したり、下肢のストレッチを入れたり、横や後ろに蹴るようにステップしたり、座って休憩を取って頂いたりしながら、その人その人、体調に合わせて、疲労度などを確認しつつ回数や実施内容を調整しながら行っています。

普通に歩行するだけでは中々鍛えられない筋肉もこの夏場の機会にはしっかり動かして頂き、寧ろ下肢の筋力がアップしている印象も受けています。

A さんとは夏場のリハビリをこのようにして乗り切り、また外へ散歩に出られるようになると、屋外歩行を楽しみつつ実施することで、ここ数年、体力や筋力、歩行継続可能距離を維持しています。暑さの為、活動機会が減少するこの時期も、ピンチをチャンスに変えて、皆様にも是非、運動機能を維持・向上して頂けるといいなと思っています。

訪問時、見つけた蝉です。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和5年9月以降の作業用療法士・理学療法士・言語聴覚士(伏見区・京田辺)令和510月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護・リハビリに興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護・リハビリを提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、入社後の1回目の賞与を特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保