療法士長の神原です。ようやく気温は30℃を下回る日が続くようになり、長い残暑が終わりましたね。ですが気づけばあと3ヶ月で年末です。皆様はこの1年どのようにお過ごしでしょうか?私は、公私共にバタバタで何やらあっという間の1年でした。プライベートでは妻が2度も入院しましたし(もう元気になっております)、子供2人が受験生でまだまだ忙しい日が続きそうです。仕事では訪問看護たもつがおかげさまで順調に成長を続けることができました。療法士も伏見、田辺あわせて14名となっています。年末までにもう少し療法士採用予定もございます。

その中で一番嬉しかったのは、田辺事務所に常勤の理学療法士、作業療法士1名ずつを仲間に迎え入れることができたことです。今から2年前コロナ渦の中、オープンした田辺事務所でしたが、常勤リハビリスタッフが採用できず、私と山岡理学療法士が伏見事務所と兼任で合計1名分程度でスタートしました。慣れない土地でわからないことも多く、マンパワーの少ない中で、地域の皆様には十分なリハビリが提供できずに、歯痒く感じたことを思い出します。今年2人の頼もしい常勤スタッフが仲間になり、私含めた伏見事務所と兼任スタッフを入れて3人分程度のマンパワーでリハビリ訪問しています。これからも田辺事務所をよろしくお願いします。

田辺事務所のスタートのことを思い出すと忘れられないのは、初めてのリハビリの利用者さんです。いわゆる後期高齢者に分類される年齢より10歳以上も歳上の利用者さんですが、2年間元気に過ごされています。親類や友人との死別もあり、様々な環境の変化はあられましたが、継続して訪問させていただいており、利用者様のお一人暮らしの継続、健康維持増進のお手伝いができているのではないかと思います。訪問でのリハビリは本来終了ありきで、通所サービスに移行すべきとの考え方もあります。しかし、この利用者さんは、デイケアで療法士に腰が痛いと何度も相談していたにもかかわらず「大丈夫」と言われ続けて、しばらくの間、骨折に気づかれず、入院に至ったという苦い経験をお持ちです。退院後に私が関わらしていただき、ADLも改善しました。現在では看護師と私が週に1回ずつ訪問し、健康面のサポートを通して生活が継続できることを希望されています。賛否両論あるとは思いますが、私の20年以上の経験の中で、本当にいい支援ができていると感じる利用者さんです。

写真は2年前のステーション日誌で紹介した写真と同じ場所で再び撮影しました。のどかで変わりない風景ではありますが、私自身はこの2年間で田辺地域の見識も深まり、見えかたも変わってきました。これからも地域の皆様の「生活・健康・笑顔をたもつ」よう頑張ります。

訪問看護リハビリステーションたもつは、利用者さんの生活を十分考え、健康面にも視点を持ちリハビリを実践しています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区、宇治市を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる、実施実績のあるステーションとなったと自負しています。

令和511月以降の看護師(伏見区・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を最優先、特別優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

統括所長 西谷 保